約 2,019,660 件
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/232.html
項目ごとに五十音順 判定なしゲーム一覧(MD) ゲーム一覧の判定欄には、基本情報表のメイン判定のみ記載。 判定欄の「*」印は、発売当時から判定が変化した事を意味し、最新版のメイン判定を表示する。 議論スレは左メニューの「意見箱(なし)」が該当する。 五十音順(なし) セガ据置 - MD以前 / MD / SS / DC セガ携帯 - GG 年代順 タイトル ジャンル 判定 概要 あ行 蒼き狼と白き牝鹿 元朝秘史 SLG なし PC版の移植。良くも悪くも『蒼き狼と白き牝鹿』シリーズらしさを強く醸し出している。 ESWAT ACT/STG なし 序盤が蛇足という珍しいパターンの覚えゲーアクション。 宇宙戦艦ゴモラ STG なし 一際目を引く鈍重な自機。しかし、問題点は自機の当たり判定にあらず。 エアロブラスターズ STG なし PCE版と比べるとAC寄りの移植だが、謎のロード時間によりやや待たされる。 エクスランザー ACT/STG なし 限界突破。それはマニアのロマン。 エコー・ザ・ドルフィン ACT なし 美しい見た目に騙されるなかれ。触って初めてわかる高難易度。 エコー・ザ・ドルフィンII ACT なし 相変わらずの高難易度。グラフィックはより向上したほか、難易度選択もできるようになった。 か行 CURSE STG なし 「カス」といわれようがBGMは普通に上質。 餓狼伝説 宿命の闘い FTG なし キャラのリストラは頂けないが、それなりに頑張った作り。むしろ色々な点がアーケードよりパワーアップ。 餓狼伝説2 新たなる闘い FTG なし これは餓狼ではない。しかし、遊べる格闘ゲームである。 空牙 STG なし ゲームとしては平凡だが、演出やBGMなどが光るシリーズ筆頭作。ディフェンダー連射はチートフラグ。 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ園児 ACT なし SFCからの移植。難易度の高すぎた部分を改善。 コラムス ACT/PZL なし ACからほぼ完璧移植。他にもゲームモードが2つ追加されている。 さ行 シャイニング ザ・ダクネス RPG なし シャイニングシリーズの共通点は「お手軽」なのかもしれない。 シャイニング・フォースII 古えの封印 SRPG なし 外伝寄りのライト路線へ転換。一緒にバランスも崩さなければ。 シャドウラン RPG なし メガCD最後のソフト。キャッチコピーに名前負けしている感は否めないがシナリオは良質。 修羅の門 FTG/SLG なし あの伝説のクソゲーとは別物。こちらは原作再現度が高く好評。 新創世記ラグナセンティ ARPG なし セガ版ゼルダ。ストーリーは奥深いが説明不足。 スーパーストリートファイターII FTG なし 知名度は非常に低いが、SFC版に負けない移植度。壊滅的なBGMは例外だが。 スラップファイト STG なし アレンジ版BGMは「イース」「アクトレイザー」でお馴染みの古代祐三氏が担当。 た行 大旋風MD STG なし 東亜プランの地味ながら光るSTGの移植。移植度は高い。 チェルノブ ACT/STG なし やはりヘンテコではあるけど、不謹慎設定は無難に。 DJボーイ ACT なし AC版の移植。原作で不評だった顔アイコンの体力表示を、判り易くゲージ表示に差し替え。 な行 ニュージーランドストーリー ACT/STG なし ロケテスト版のステージで移植された。実質リメイク。 ニンジャウォーリアーズ ACT なし かなりACに忠実な移植。謎のライブ映像特典付き。 ノスタルジア1907 ADV なし サントラ付きなのはいいとして、ボイスがちょっと…。 信長の野望 覇王伝 SLG なし PC版に加えパワーアップキットの一部を移植。 は行 バーニングフォース STG なし 一部アレンジ込みだが移植度は良好。 ファンタシースターII テキストアドベンチャー ADV なし 『ファンタシースターII』のパーティメンバー8人の過去を描いた外伝作品。 フェリオス STG なし AC版をほぼ忠実に移植も、ハード制約上の劣化もあり。 ヘビーユニット メガドライブスペシャル STG なし AC版の移植作。PCE版では隠しコマンドとなっていたオプションモードを標準装備。 ま行 夢幻戦士 ヴァリス ACT なし MDでは『III』より後に移植され、そちらの操作等も取り入れアレンジ。 ら行 ローリングサンダー2 ACT なし AC版から各種の調整、およびカットシンーン等を追加。 ロックマンメガワールド ACT なし 再現度はちょっと微妙だが内容は3本立て+α。特にワイリータワーはかなり好評。
https://w.atwiki.jp/majikoi/pages/27.html
椎名京 4月13日(京の誕生日)に起動すると「みなとそふと」のコールではなく、クリスからの誕生日おめでとうメッセージになる。 ちなみに京の着ているTシャツの文字は上から順に PRIDE ENVY WRATH SLOTH GREED GLOTTONY LUST と書かれている。これらは、キリスト教でいう「7つの大罪」であり、順に、「傲慢」、「嫉妬」、「憤怒」、「怠惰」、「強欲」、「暴食(スペルミス。正しくはGluttony)」、「色欲」の意味である。 Tシャツの英文を全て訳すと、「(上記の7つ)七つの大罪 これら楽園になし」となる。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/2727.html
「修正依頼」が出ています。対応できる方はご協力をお願いします。 依頼内容は「ゲームシステムの詳細の追記」です。 注意:本稿では、『ローグギャラクシー』(クソゲー)と『ローグギャラクシー ディレクターズカット』(判定なし)の2本を紹介する。 ローグギャラクシー 概要 問題点 システム面 戦闘面 シナリオ・キャラクター面 賛否両論点 評価点 総評 余談 ローグギャラクシー ディレクターズカット 概要(ディレクターズカット) 主な改善・変更点(ディレクターズカット) 問題点(ディレクターズカット) 総評(ディレクターズカット) ローグギャラクシー 【ろーぐぎゃらくしー】 ジャンル ロールプレイングゲーム 対応機種 プレイステーション2 メディア DVD-ROM 1枚 発売元 ソニー・コンピュータエンタテインメント 開発元 レベルファイブ 発売日 2005年12月8日 定価 6,800円(税別) プレイ人数 1人 レーティング CERO 全年齢対象 判定 クソゲー ポイント 2005年クソゲーオブザイヤー大賞 野心的で光る点もあるが他が壊滅的日野晃博及びレベルファイブの黒歴史 クソゲーオブザイヤー関連作品一覧 概要 『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』で名声を手にした「レベルファイブ」(以下「LV5」)の社運を賭けた渾身の1作。 内容は広大な宇宙を舞台としたスペース・オペラもののRPGで、バトルはアクションゲームのようになっている。 最大の特徴としては、ロード時間を感じさせないシームレスな内容という点がある。 メーカーにとっても相当の自信作だったらしく、2005年の年の瀬に販売された本ゲームは、発売前から大々的にプロモーションしていたことに加えて『ドラクエVIII』の評価の高さも手伝って、前評判もかなりよく、大きな期待がかけられていた。 しかし、過剰なまでの強気の宣伝姿勢とは裏腹なゲーム内容の質の悪さにより、悪い意味で話題となってしまった。 問題点 システム面 異常なまでに広大なダンジョン内部。 しかし実態は、同じ構造のフロアをいくつか繋げただけのいわゆる「コピペダンジョン」である。 その傾向は、3つ目のダンジョン「ローゼンカスター刑務所」(通称:監獄)で顕著になり、中盤のダンジョン「グラディウスタワー」で最大となる。 このグラディウスタワーは、変化に乏しい広大な10階建てダンジョン(1Fごとに段差があるので実質20階)を合計2本、計40階も回らされることで有名になった。 その推定所要時間、約8時間。しかも、フロアごとに次の階層へ進むためのゲートキーを宝箱から探し出さなければならない。 ちなみに、ネット上ではグラディウスタワーばかり取り上げられがちだが、実は他のダンジョンも負けず劣らず長い。むしろ、タワーは敵がそれほど強くならないので、攻略自体は比較的容易な方に入る。 ローゼンカスター刑務所は雑魚敵がそれまでのダンジョンと比べて格段に強力になる上、攻略中は脱出不可能。ラストダンジョンはタワー並の長さで敵が強い。 マップ表示が雑で、今居るフロアの全体像しか映されず、階層表示やマップ切り替えなどといった有情なものも無い。にもかかわらず「開閉可能な扉のマークが壁の向こうからでも透視できる」という仕様もあり、さらなる混乱を生む。 これらシステムは同社作品『ダーククロニクル』を下敷きにしているが、特にゲームテンポを下げる理由になっていたゲートキーについては改悪ともいえるほど劣化している。 そして、これらのダンジョンのせいで多くのプレイヤーが匙を投げてしまう事になってしまった。 敵とのエンカウント率が高い。 そのため、いつまで経っても目的地に到着しない。 進行方向とは反対側に敵が現れた場合は、来た道を引き返すことになり、結果、元居た場所からほとんど動けないうちに再エンカウントすることもしばしば。 エンカウント率を下げるアイテムも存在するが、後述の「ファクトリー」で作成しなければならない上に購入数制限あり。しかも効果時間が短い。 このゲームでは、別の街へ行くのに惑星間を宇宙船に乗って移動する必要があるが、その待ち時間が長い(約1分)。 なお、これはゲーム側が意図的にやっていると攻略本インタビューで語られている(*1)。逆に言うと、街1つ移動するのに1分のロードが入るようなもの。 移動中に変化するのは画面左下のゲージのみ。窓の外の景色が動く、会話を楽しむなどの暇潰しは一切なく、完全に待つだけの無意味な時間。 待たされたあげく、出発と到着で2回もムービーを流される。これ以外にも、スキル発動など何度も利用する物にも「スキップ自体に時間のかかるムービー」が付いてくる。 UI・操作性に難あり。 「メニュー」→「仲間」と開かなければ、移動中にHPを確認できない。 上限いっぱいのアイテムを入手すると、メインメニューが勝手に開いて余分の廃棄・整頓を要求し、それが終わらないとメニューを閉じられない。快適なシームレス移動を望むなら、あらかじめこまめにアイテムを処分しておくしかない。 すべての攻撃を無効化する「バリアを張っている敵」が頻繁に現れ、倒すためには主人公が特殊な武器で攻撃する必要がある。だが、そういったゲームによく実装されている「ワンボタンで装備変更」がなく、いちいち「戦闘メニュー」→「通常メニュー」→「装備変更画面」と開かなければならない。 このように、全般的にインターフェイスが甘く(特に装備・合成関連)、プレイヤーに一手間とらせる仕様はストレスが溜まる。 戦闘面 戦闘は、ランダムエンカウント方式のリアルタイムアクションだが…。 基本的にボタン連打。ボス戦もボタン連打。 8名のキャラクターから3名を選んでパーティを組む形式だが、誰を選んでもやる事は「通常攻撃によるゴリ押し」のみ。戦略性も爽快感もなく、すぐ飽きる。 仲間に出せる作戦は、「それぞれ戦え」「同じ敵をねらえ」「全力で戦え」「手を出すな」の4種類しかなく、「いのちだいじに」や「後方支援」といった高度な戦術は使えないため、結局、皆で寄ってたかってタコ殴り。 魔法や必殺技に相当する「アビリティ」も存在するが、そのほとんどは「全体攻撃」「通常攻撃を強化」のどちらか。しかも攻撃アビリティは、敵のタイプによっては無効化されてしまうため、結局はタコ殴りに終始してしまう。 イベント戦闘でも死ぬとゲームオーバー。 特に冒頭~宇宙に出る間でのイベント戦闘でも容赦ない戦闘な上に死ぬとゲームオーバーとなり、タイトルからやり直しとなる。 上記冒頭以外でも負け戦闘でない限り、唐突なイベント戦闘でもあっさり死んでタイトルに戻るなんてこともしょっちゅう発生する。 不安定なゲームバランス。 前述の通りローゼンカスター刑務所から難易度が上昇するため、レベルをしっかり上げ、武器合成システムを把握していないと非常に辛いゲームバランスになっている。 攻略サイトなどでは、監獄へ行く前にレベル上げを充分に行うよう勧告していることが多い。ただし、序盤はダンジョンごとにパーティ固定のため、ダンジョンごとに主人公以外はレベルを上げ直す必要が出る。 全体的に敵の能力が高く、道中のテンポは悪い。10発・20発と叩き込まなければ敵を倒せないこともざら。 加えて、敵が回避不能の強力な攻撃を平気で仕掛けてくる。しかも、こちらの防御力はかなり低く設定されており、可能な限りの手段(レベル上げ・特殊な装備品・ひらめきフロー)すべてを以てしても満足な数値は得られないため、ダンジョンの長さと相まって、回復アイテムなどが足りなくなり詰むような場面も存在する。 第一章からしていきなりHPの何割かを削る攻撃を多段ヒットで喰らわせてくる敵が当たり前のように出てくる。初めて主人公1人で戦う中ボスからしてこれであり、雑魚にすらそのような敵がいるので、早々にゲームオーバー画面を眺め、セーブの大切さを教え込まれる可能性が高い。 なお、第一章は雑魚を倒しながら街を進む → ボス撃破 → 準備を整えて旅立つ。という流れなのだが、ボスを倒しても街中のエンカウントは無くならないので、旅立ちの準備をしている最中に殺されることも。 これらの不満点は、早め早めに武器合成して、中盤までに最強武器を作ってしまうことで解消される。つまり、「攻撃は最大の防御」である。ただし、終盤は敵のインフレが進み、レベルが物を言うようになる。 ちなみに、ラスボス戦は驚異の10連戦である。もっとも、前述した監獄やグラディウスタワーで数多くの脱落者を出したため、たどり着いた人はかなり少ないためか話題になりにくい。 武器の数・種類がとんでもなく多い(主人公の剣だけでも109個)。が、どれもこれも「攻撃力の上下」でしか表現されない。 ゲームバランスが合成前提で調整されている上、思わせぶりに出る「伝説の剣」のほとんどが合成品より弱く、現状の最強武器以外は例外なくコレクターズアイテムにしかならない。 何の前触れもなく、仲間キャラクターが1人で戦わなければならない場面に出くわす。事前に武器やアビリティを鍛えておかないと、最悪の場合、詰むこともあるので要注意。 シームレス移動を活かし、操作キャラが戦闘エリア外に出ることで「逃げる」という画期的なシステム。 だが、戦闘中はモブ人物が表示されないので、重要情報を素通りしてしまう危険性がある(*2)。 エリア境界線での戦闘になると、攻撃しようとする度に逃げるかどうかの確認が出てきて大変うっとうしい。 たまに、敵が戦闘エリア外に出てしまうバグがある。その場合、逃げるか全体攻撃アビリティを使わない限り戦闘が終わらない。 ライバルキャラとの再三再四に渡る戦いがいろいろと酷い。 + とにかく酷い。 ライバルキャラとの戦いはイベント戦闘なので、絶対に倒すことはできない。逃げ回っていれば、制限時間(約1分)が来て自動的に戦闘終了する。 もっとも、ほとんどのプレイヤーは、ダンジョン攻略用にキャラクターを強化しているため、まともに戦えば容易くフルボッコにできる。ただし、敵は不死身であり、どんなに切り刻んでも息の根を止めることができない。 ここまではよくある話なのだが、問題は、このライバルキャラにも他のボスと同様にHPゲージが存在し、殴れば普通にダメージを与えられること(*3)。 正直、それなりに武器を鍛えてあれば、30秒で敵を瀕死寸前まで追い込むことができるが、なぜかゲージが残り5ミリぐらいになると急に減らなくなり、時間が来るまでダメージ表示だけが虚しく積み上げられ、シニカルな笑いを生む。 こんな状態でも、基本は負けイベントなので「何て強いんだ。勝てない!」という流れで終わる。 以上のような馬鹿げた戦闘が、物語の節々で7回も繰り返される。 4回目の戦闘は、直前のイベントで敵として戦ったばかりの裏切者を操作して行わなければならない。 5回目の戦闘は、戦闘中に特定の箇所へ移動しなければイベントが発生しない(ノーヒント)。それゆえ、一歩間違えば永久にライバルキャラをポカスカ殴り続けることになる。参考動画(英語版・武器未強化) そして、6・7回目の戦闘でようやく決着が付くのだが…6回目の戦闘中に突然、少年漫画も真っ青の超展開で、主人公が「ぐぅおおおおおおお!!」と叫んで覚醒し、こっ恥ずかしいタイマン勝負が始まるので、いやはや何とも。 シナリオ・キャラクター面 シナリオが破綻している。稚拙な物語展開と大量の矛盾点を強引なタイムパラドックスが余計に際立てている。 特にキャラクターの非常識な振る舞いが悪目立ちしている。選ばれたヒーロー&ヒロインだから何をやってもいいというわけじゃないのだが…。 特に、そのあっけないEDには唖然としたプレイヤーが続出した。 もっとも、ほとんどのプレイヤーは広大なダンジョンに歩き疲れて途中でこのゲームを辞めてしまい、見た人はそれほど多くないのでネタになりにくい。 ヘビーゲーマーとして知られる小説家の宮部みゆきは一部のキャラの思想をかなり辛らつな言葉で批判しており、話題になった(参照)。 主に主人公とヒロインの母親がそれぞれ独善的な行動をしていること(*4)、それらの行動を批判をするキャラがいないこと、そしてヒロインの母親がきちんと事情を伝えておけば本編の大部分の手間が省けること(*5)などが主としてあげられている(*6)。 とにかくムービーが長い。プレイヤーの意向など関係なく、本来ならゲームとして語られるべきイベントまで全てムービーで流される。なのに、大事なこと(ヒロインの役割など)は明らかに説明不足。 それだけだとよくある「ムービーゲー」なのだが、このゲームの場合は、極一部を除いて会話に選択肢すらない。プレイヤーは、ひたすらお馬鹿なキャラのお馬鹿な行動を生温かい視線で傍観させられる。 一例。冒頭、主人公は「伝説のハンター」から手渡された剣によりそのハンターと間違われ、銀河に名だたる宇宙海賊(説明書より)にスカウトされるのだが、その際にアウトローな海賊の仲間になることへの心の葛藤などといったものは一切ない。 案の定、後に偽者であるとバレて殺されかけるのだが、その時の主人公のヘタレっぷりはある意味必見。 セーブポイントでセーブしようとした時にさえ、勝手にムービーが挿入されることも。セーブさせろ。 8名の操作キャラクターは、皆どこかで見たような設定・容姿で魅力に欠ける。特に主人公とヒロイン以外は出番も少なく、脇役の考古学者の方が目立っている始末(*7)。 昔のスペオペ作品を模倣したようだが、加入シナリオ以外では大した見せ場がなく、戦闘時ではただの人数合わせになり下がる。 7人目に仲間になるキャラは物語の都合ですぐには使用できない。メンバー編成が自由に行える中盤以降でようやく使用可能になる。 鉱山の惑星で仲間になるキャラは、どう好意的に解釈しても銀河に名だたる宇宙海賊に加わる理由がなく、説明不足の感が強い。 ヒロインの一部言動にも問題あり。 入手した重要アイテムの奪取を目論む天敵が、戦艦で主人公の育った町を襲撃。そのとき主人公の育ての親である神父が、主人公のアイテムを守るために強力な磁気嵐を発する器械を用いて敵戦艦の計器を狂わせ、戦艦の捨て身の反撃で神父が死亡してしまうシーンがあるのだが…。 その夜、「放っておけ」という仲間の助言を後目に主人公に寄り添うヒロイン。しかし、「1人にしてくれ」と帰船を拒む主人公になんとヒロインがキレて平手打ち。いつまで経っても立ち直っていないならともかく1日くらい追悼させてやれ。 ヒロイン側に好意的に解釈するなら、当の本人は実の父親の死をあっさり乗り越えるので彼女の価値観的にはいつまでもウダウダしてるように見えたり、海賊的にはその程度でクヨクヨしてたらやってけないという叱咤の表れなのかもしれない。もっとも、あの海賊たちはそういう機微を持つ連中には見えないが。 5つしか移動できる惑星がない「広大な銀河」を冒険する物語は、お使いによるお使いのためのお使いのお使い。 最初の街を出た後、1つの惑星と2つのダンジョンに寄り道するハプニングを挟んで達成するミッションが免許証の更新。思わず、最初の目的を忘れてしまいそうになる程に壮大なストーリーである。 と言うか、主人公の最終目的は「宇宙に出ること」なので、プロローグで目標達成した後は、特に目的もなく上司の命令に従うがままである。一応、ラストへの伏線なのだが、プレイヤーの知ったことではない。 「強力なビーストが闊歩する封印された古代遺跡」を、無防備な一般人が平気で歩き回り、行商人が店を開き、はたまた子供の遊び場になっていたりする。リアリティはさておき、緊迫感が削がれるのは否めない。 上記でも触れたが、最初の街はゲーム開始時はモンスターの襲撃を受けているためにエンカウントするのだが、ボスを倒して騒動が収束してもエンカウントが無くならない。にもかかわらずNPC達はすっかり安堵しているので違和感どころではない。 移動中にキャラクターが台詞を喋る「ライブトーク」というシステムがあるのだが、その台詞選びのセンスが最悪。目的地に到着しないことを皮肉る「いい運動になりそう!」など、プレイヤーの神経を逆撫でするような台詞ばかりをキャラクターに言わせている。 主人公の「 2つの塔で苦労も2倍だな 」はつとに有名。グラディウスタワー内におけるライブトークなのだが、前述の通り計40階建てダンジョンをゲートキーを求めて歩かされている最中なので、まさに逆撫で。 上述した通り、主人公は伝説のハンターと間違われてスカウトされるのだが、その際のライブトークでは「あいつら、いつ気付くかな」などと平然と宣う。 一方ストーリーと絡めたしっかりしたセリフも混ざって飛んでくる。もう少し内容のバランスはとるべきだったろう 賛否両論点 主人公とヒロイン役に声の仕事を本業としない俳優を起用。声質そのものは悪くないが、演技が微妙で「学芸会」と揶揄されることも。 街の人々の会話パターンが非常に豊富。ストーリーが進む度に内容が変わる。 ただし、開発プランなどの重要フラグも後出し。 武器を合成して強化するシステムが手抜き。 何より、専用のメニューを用意していない時点で…。 合成には法則に基づいたパターンがあるが、店で買える合成専用アイテムと組み合わせれば、すぐに最強武器が作成できてしまう。むしろ、レシピ通りに合成することの方が困難。楽と言えば楽だが。 合成レシピ集「ガマノート」が糞。ソートもなければ、検索もない。また、武器の数が異様に多いわりには、アイテム図鑑もない。 「ひらめきフロー」という、いわゆるスキルを習得するためのシステムがあるが、これを発動させる方法が面倒臭い。 スキル習得に使うアイテムはファクトリーと共用で、入手困難なアイテムを要求される場合も少なくない。そのため、仲間内で奪い合うことに。 一般的なRPGでは特殊なアイテム・装備品で行うような、ステータス強化や状態異常防止なども各キャラ専用のフローで行うため、パーティが入れ替わると強化が丸ごと無駄になる。 ミニゲームの出来が微妙。 その筆頭が、アイテムを作成するためのシステム「ファクトリー」で、1つの工場内で複数の素材アイテムを加工し結合するために、工作機械とそれに電力を送るための電線を、各々の材料の加工時間を考えて配置する必要がある。 思考力が必要で、慣れれば面白いものの、操作性の悪さも合わさって、理解するまでの過程は苦痛でしかなく、批判される原因となった。 昆虫を育てて大会で勝ち抜くというミニゲーム「インセクトロン」は、『ダーククロニクル』のギョレースの使い回し。育成ゲームとしては一定の見所があるが、それ以上でも以下でもない。 そして、優勝賞品がとんでもなくしょぼい。 一応、クリア特典としての高難易度ダンジョンが存在する。 ただしその実態は馬鹿みたいに広大なコピペダンジョンで、別の意味で難易度が高い。散々コピペダンジョンを本編でもやらされて、またやりたいというプレイヤーはほとんどいないだろう。 評価点 広告で喧伝していた「シームレスな移動」などについては一定の評価を得ており、LV5の技術力を窺わせる。 ゲーム内の前回までのあらすじはかなり細かく変化しており丁寧な作りがうかがえる。 一部はMAPの広さでごまかしているが同期のPS2ゲームと比べてもムービーやメニュー、セーブなどのロードは短いほうである。 主人公とヒロインは確かに演技力が低めだが同期で同じKOTYで次点になった『グランディア3』と比べればかなり良い演技である。しかも他のキャラには結構有名声優が起用されている。 仲間が主人公に援護をするかどうかの判断を求める「サジェストシステム」も、アイデア自体は悪くない。 セーブポイントの多さやそれをワープポイントとして使える点もアイテム回収やショップ巡り、レベル上げ、やりこみ回収など様々な点で非常に利便性が高い。 キャラクターの物語も古き良きスペオペSF作品のお約束を詰め込んだ造形なので、オリジナリティは確かにないが王道な設定が多いともいえる。まあ『スター・ウォーズ』のパクリと言われればそれまでだが…。 いわゆる大作RPGと比しても引けを取らないクオリティのグラフィック。 ここだけ見れば、日野社長の大言壮語もあながち間違いではない。 『ダーククラウド』『ダーククロニクル』で評価されていた西浦智仁が手がける音楽も好評。 総評 「LV5の技術力についてのプレゼン資料」として見れば本ソフトの評価は上々だが、純粋にゲームとした見た場合の出来はあまりにも酷い。 端々に散見されるユーザビリティの甘さとシームレス移動を強調するための長ったらしいダンジョン、そして、ディレクター・メインシナリオを手がけた日野晃博社長のシナリオセンス(*8)の無さが全てを台無しにしてしまった。 それだけならばまだ「なんだ、ただの出来の悪いRPGか…」で済んだだろうが、誇大過ぎる宣伝による前評判の高さと実際の製品のクオリティとの落差により、ユーザーの心証を余計に悪化させる羽目になってしまった。 メーカーの高い技術力と自信が悪い方向へ発揮されてしまった結果の自滅だったと言えよう。 余談 宣伝戦略について 何よりもまず、このゲームの印象を決定付けてしまったのは、LV5代表取締役でもあった日野晃博社長による宣伝戦略である。 発売の4ヶ月も前からTVCMによる大々的な宣伝広告。 社長直筆のサイン入りで印刷された販促ポスター。 都心近くの大手ゲームショップ限定でペナントも配布。 このように、終始強気かつ自信満々な態度で宣伝を打っていた(*9)のだが、良くも悪くもこの誇大に過ぎる宣伝が明暗を分けた。 これらの宣伝媒体において「某国産大作RPG2作に匹敵する」などと強気な口調で宣言したために、前述の問題点の数々がこの上なく際立ってしまうことになったのである。 特に、ポスター末尾にある「 さ ぁ ふ る え る が い い 」という文言は、2005年KOTYの最後を飾ることになり、良くも悪くも本作を象徴するフレーズと化してしまう始末であった。 余談だが、この文章は後に2chで「ふえるわかめ」に絡めて改編コピペされてしまうことに。詳細は「さあふえるがいい」で検索。 このような強気な姿勢の宣伝を打った場合、成功するか失敗するかの大博打になるのが相場だが、案の定前述の数々の問題点から大失敗に終わってしまいう。 『レイトン教授と不思議な町』を出すまでLV5は再び雌伏の時を迎えることになった。 今作で問題点とされているシステムのなかには『ドラクエVIII』の構想中にLV5が旧エニックスに提案したが却下された経歴を持つアイデア群が含まれている。 実際問題ではクリエイターとしての思想の違いから却下されたらしく、必ずしも「没をくらった=ダメアイデア」ではないのだが、今回はその通りだったようだ。 かなりの難産タイトルであったらしく、PR担当だった西島卓氏は後のインタビューで「“苦労が2倍”どころじゃなく、1000倍でした(苦笑)」とコメントしている。そしてこの結果がこれでは報われないだろう…。 KOTYでの立ち位置 真の意味でのクソゲーは同年にも幾つかあるが(『機動戦士ガンダム 一年戦争』『グランディアIII』など)、本作は日野社長のビッグマウスと誇大宣伝による購入者の多さに鑑み、05年度KOTY大賞を得た。ただし、現在の基準とは異なるので注意。詳しくは『四八(仮)』のページにて。 最終的に、このゲームに対してプレイヤーが奉った通称は「グギャー」。断末魔を想起させるその略名は、本作の状況を一言でよく表している(*10)。 ストーリーとしての破綻具合や音響の絶望具合、声優のひどさ、ゲームバランスの悪さで言えば『グランディアIII』がはるかに上である。 戦闘がボタン連打中心になりがちなのは『キングダムハーツ』などにも言えたことではある。それでも本作が大賞になったのは上記のビッグマウスがあまりにも大きな落差を作ってしまったからなのだろう。 現実世界での与太話 2018年、今作の主人公・ジェスターの声を演じた玉木宏が『グランディアIII』のヒロイン・アルフィナの声を演じた木南晴夏と結婚したことで、PS2を代表する2大大作型クソゲーの主人公とヒロインが結ばれるというまさかの事態になり、これに気づいたネット住人から驚きの声が上がった。 玉木宏は本作以外のゲームにはほぼ出演していないのだが、16年後に『LOST JUDGMENT 裁かれざる記憶』に出演した際は見事な演技を披露した。 本作後のレベルファイブ 本作で手痛い失敗をしたLV5及び日野氏だが、その後は主にDS/3DSの市場を中心として次々にヒット作を生み出し、2000年代後半〜2010年代にかけて児童層向け作品に強みを持つ大手メーカーとして台頭することとなる。 特に大規模なメディアミックスを交えた手法(*11)を得意とし、前述の『レイトン』を皮切りに、『イナズマイレブン』『ダンボール戦機』『妖怪ウォッチ』と、いずれもTVアニメや玩具なども含めて成功を収めた。 特に『妖怪』は大ブームとなり、全盛期にはあの『ポケモン』シリーズをも上回る勢いを見せたが、2018年頃を境にソフト開発の遅延が常態化したり、マイナーチェンジ商法に走って不評を買うなど、近年は再び雲行きが怪しくなってきている。 2024年現在、上記のヒット作もそのほとんどが続編が絶望的になっているほか、日野氏が相変わらず自らシナリオを執筆したところ、その内容がファンに批判されるという事例もたびたび起こっているので「下手の横好き」と揶揄されることも。 ローグギャラクシー ディレクターズカット 【ろーぐぎゃらくしー でぃれくたーずかっと】 ジャンル ロールプレイングゲーム 対応機種 プレイステーション2 発売元 ソニー・コンピュータエンタテインメント 開発元 レベルファイブ 発売日 2007年3月21日 定価 3,790円(税別) レーティング CERO A(全年齢対象) 廉価版 PlayStation2 the Best2009年3月26日/2,800円(税5%込) 配信 PS2ゲームアーカイブス2014年8月20日/1,234円(税8%込) 判定 なし ポイント オリジナル版の不満要素をほぼ払拭ストーリー関連の破綻ぶりは改善されず 概要(ディレクターズカット) 北米版を基にクソゲーとしての問題点を大幅に改善し、イベント・アイテム・惑星等を追加した「ディレクターズカット版」が発売。 主な改善・変更点(ディレクターズカット) 無印版で問題だったゲームバランスを再調整、プレイの快適性が大幅に向上している。 無印版と比べ、エンカウント率が低く抑えられている。 悪名高かったグラディウスタワーをはじめ、いくつかのダンジョンの構成が修正された。宝箱の中身も変わっているものがある。 SHOPの商品ラインナップが調整され、それによってゲームの難易度も下がっている。 バトル時の装備は、メニューを開かなくても変更できるようになった。 戦闘システムに変更がある。 チェインアタックを廃止し、タイミングよくボタンを押すことで連続攻撃するバーニングストライクが導入された。 新たに水の惑星アリスティアが追加。 それに伴い、メインストーリーに関連するエピソードや敵キャラも増加している。 ライブトークの追加。 仲間がフィールド上・戦闘中にランダムに話しかけるライブトークが大幅に増加(約1,000会話ほど)している。 ムービーシーンが高画質に再現されている。 問題点(ディレクターズカット) メインストーリーの内容に一切改善が見られない。 そのため、無印版でシナリオを非難していたユーザー層からは、相変わらず批判的な目で見られがちである。 上記の通り幾つか舞台やシナリオが追加されてはいるが、この点についてのフォローをしきれているとは言いがたい。 総評(ディレクターズカット) 発売前は「クソゲーのディレクターズカットだろ」などと皮肉られたが、いざ発売されてみればシステムの再調整と追加要素によって、無印版よりも格段と遊びやすくなった。 しかしながらシナリオやキャラ設定面についてのフォローが一切されていないことや、無印版の悪評があまりに広まりすぎたために払拭しきるには至らず、日本における売上は無印版の10分の1にも届かないという結果に終わってしまった。 クソゲーとしての汚名を返上しようとした努力や工夫は確かにあったのだが、修正すべき点が足りていなかった。それだけが惜しまれる。 北米ではこのディレクターズカットのみ発売されたが、そちらのプレイヤーはストーリー性を重視しない傾向が強いこともあってそれなりの評価を得ている模様である。 同様に「システム面さえ良ければストーリーは気にしない」という人なら、そこそこ楽しめるだろう。
https://w.atwiki.jp/kotye/pages/148.html
総評案10 大賞 恋刀乱麻 ~わたしが、アナタを、守るからっ!!!~(本スレ11本目76氏) 76 名前:447 ◆8Z1yrKfTlWUh 本日のレス 投稿日:2011/02/21(月) 05 04 52.17 1efUzOKW0 焦土と化したクソゲー界にも、芽吹き綻ぶ花はある。 2009年覇者の『りんかねーしょん☆新撰組っ!』は、倫理の破綻した掃き溜めの底で、バグも手抜きも無くても凄いものは出来るという希望を見せてくれた。 しかし世の風は冷たいもの。2010年のKOTYinエロゲー板スレにも、数多のクソゲーが吹き荒んでいた。 先ず一番槍を勤めたのは130cmの『鬼まり。~鬼が夢見し常の世に、至る幼き恋のはじまり。~』である。 これは前年に変態バカゲーとして宣伝されていながら、蓋を開けると姉シナリオが「メインキャラが全員死ぬか狂う」 という救いの欠片も無い超展開欝ゲーだった「鬼うた。」の救済FDのはずだったのだが、 話が盛り上がる前に終わってしまう薄すぎるシナリオと本番はサブキャラの妄想Hのみという薄すぎるHシーンで批判を浴びる。 そんな中で代表が「あれじゃ、あきまへんか?」「つーか、本番ないとあかんのですか?」と致命的に空気の読めない発言をして、ブログ大炎上という騒ぎになった。 これ自体は「エロ薄のぼったくりFD」でしかなく、後日Hシーン追加パッチも出たためクソゲーではないとする声も多い。 だが同日には人気投票1位でパッケージ中央のキャラのHシーンが無いFD『花と乙女に祝福を ロイヤルブーケ』も出ており、 2010年に多発するガッカリゲーでは括れないほどユーザーのニーズを敢えて完全無視した展開── 思わず「どんな判断だ」と製作者に突っ込みを入れたくなる、 「どん判展開」とでも言うべき作品の先駆けとなった。 続く2月には前年本家KOTYで見事上洛を果たした『戦極姫2 ~戦乱の世、群雄嵐の如く~』が故郷に錦を飾るが、 CS版のユーザーを生贄にして特殊召喚した甲斐あってか猛威を振るった数々のバグの大半は駆逐され普通に遊べるようにはなっていた。 しかしバグ自体は相変わらず多く、主人公は複数ライターの弊害で性格や一人称がバラバラ、ヒロインはHシーンで原画が変わるとそのツギハギ感は健在。 「-100点かと思ったら-10点でほっとしたけど、よく考えてみたらマイナスなことに変りない」とは本スレ住人の弁である。 続いてタイトルとパッケージがまんま某ラノベで純愛を謳いながら「トゥルーエンド直前で妹が絶対にレイプされる」等の展開で 元ネタの妹がプレイしたらディスクを叩き割りかねない「エロゲ版恋空」ことZEROの『オレの妹のエロさが有頂天でとどまる事を知らない』が参上。 そして2月の本命、今やクソゲーメーカーとしての地位を確立したアーベルソフトウェアの『恋刀乱麻 ~わたしが、アナタを、守るからっ!!!~ 』が着弾する。 これは主人公を巡って美少女達の体を賭けた学園バトルロイヤル、というありふれたものだがゲームの根幹を成す「五行バトル」が曲者だった。 属性重視のシステムのはずなのに使用キャラは固定で相手の行動は完全なランダム、キャラごとの特殊行動等も無く駆け引きや戦略性はほとんどゼロ。 例えるなら「進化も捕獲も無くフシギダネ一匹で延々とたいあたりを繰り返すだけのポケモン」である。 演出スキップも不可で一人脱がしきるには15回程度の先取が必要、攻略法と呼べるものは連打ツールの導入くらいのテンポ最悪の野球拳であり、 ユーザーの気力と時間を無駄に削り取る苦行バトルとでもいうべきものだった。 また、パッケージにさもヒロインのように描かれている五人のうち二人はルートの無い脇役、公式で「体を重ねてしまう」と紹介されたキャラとはキスだけと宣伝詐欺も健在。 後日配信され後にアーベルの代名詞となるアドオンプログラムという名のパッチでもそれらは改善されず、各キャラエピローグも口調を変えただけのコピペと 存分にその手抜きっぷりも見せつけ、2010序盤の中でも直球のクソゲーとして住人達に支持された。 こうしてスレも日差しも暖かくなってきた3月、いよいよKOTYスレにも春一番が吹き荒れる。 数々の伝説を持ち「あの」伊藤誠が登場するDaysシリーズ最新作・0verflowの『CrossDays』が登場。誰もが修羅場や寝取られといった超展開を予想した。 ……だが、それでも、「主人公が女装して前作ヒロインから誠を寝取る」という展開を一体誰が予想できただろうか。 これは後半の約半分が「主人公が女装して誠とセックスし、誠が事情を知らないまま溺れていく」という展開となっており、 例えそれに耐えてもTheガッツ!のタカさんばりの筋肉女とゴエモンインパクトのようなアヘ顔を晒す贅肉女に逆レイプされるエンドに心を折られる事になる。 これだけならまだ怪作で済まされたのだが、これらで全Hシーンの4割を占めている上に雑誌で紹介されていたはずの姉・乙女・光のHシーン等は存在せず、 代表のメイザーズぬまきちは「雑誌やサイトのCGは開発中のモノだから削除ではなくボツ」と釈明、更に発売直後の某動画サイトでの生放送では 「ホモ」「ガッツ」「クロスゲイズ」等をNG指定した上「アンケート葉書以外の意見は見向きもしません」「2ちゃんで宣伝ありがとうございます」等の火に油を注ぐ発言を連発。 ゲームの方も内部数値にバグがあり一時は18個中11のEDに行ける可能性は11億6226万3515分の11とまで言われ、「手元のものにはバグは無いが製品版にはあった」と言い訳する有様だった。 これが定価13440円の高額タイトルかつアクチで中古不可だったものだから、ユーザーの怒りは逆鱗を剥ぎ取られたかの如しだっただろう。 しかし、奇しくもこの時期には更なる春嵐が巻き起こった。biscottiの『Floating Material -The hill where the star born-』の登場である。 元々無名だったこの作品は、OPムービーに『明日の君と逢うために』の背景に似たものが見つかったことからその正体が暴かれていくことになる。 『Flyable Heart』『遥かに仰ぎ、麗しの』ウィキペディアの「とある魔術の禁書目録」の記事に『明日の君と逢うために』『School ぷろじぇくと』 『シュガーコートフリークス』アニメ版『プリンセスラバー!』『借金姉妹2 AfterStory』『id [イド] - Rebirth Session -』背景はググれば簡単に見つかる各種写真…… 果てはメーカーロゴ・必要スペック・コピーライト・OHPの各種パーツに至るまでトレースとコピペで構成されたそれは正にその名に違わず、 ネットの海に浮かぶ素材を継ぎ接ぎしたフランケンシュタインの如き化物だった。 パクリ元が見つかる度に延期と差し替えと言い訳とOHP404を繰り返した結果、製品版ではそれらは全て修正されていたものの なんの起伏も愛も無いシナリオ、大幅に減ったCG、難易度は理不尽に高く既読・演出・EDスキップが無いため周回プレイには極めて優しくなく、 差し変えられたCGも「両方左手」「肩脱臼」「チャックからほど遠い場所からこぼれる超空間チンポ 」など 全てにおいて低クオリティであり、トレス無しでも2010の底辺を担う一作としてスレでも再評価されることとなった。 この年末の魔物ならぬ年度末の化物2匹のせいで同時期目立ったのは「無料の風俗がモンスターハウスだった的な」と例えられた無料DLタイトル『se・きらら』くらいだが、 それでも4月のういんどみるの『色に出でにけりわが恋は』を忘れるわけにはいくまい。 萌えゲーメーカーの安牌・ういんどみるの新作がこのスレに来るとは、誰も予想しなかっただろう。 体験版ではごく普通の萌えゲーだったのに、それが終わるや否やお嬢様のはずのヒロインは風呂場で「前後おォォン♪」と腰を振りながらダンスして気絶するわ、 主人公は「勃起ン勃起ンの、ボッキンボッキンスティック☆ 」等言い出すわと知性と品性を全力で投げ捨てたかのようなお下劣極まる言動を晒しまくるのである。 このあまりに酷いセリフ群のせいでメインヒロイン役の声優が逃げた、とも噂されている。 共通ルートもダラダラ長い上選択肢の数は100以上。既読スキップを用いても延々と同じようなシーンが続くと苦行じみている反面、 ある個別ルートでは重要イベントの学園祭をわずか2クリックで片付ける等シナリオのバランスも明らかにおかしく、シナリオの出来は惨憺たる有様だった。 CG・音楽・演出等のクオリティは従来通り高く、シナリオも一部ではバカゲーとして評価する者もいるにはいるが、このメーカーはういんどみるである。 ういんどみる本家とういんどみるOasisでは作風の違いはあるものの、曲者集団13cm系列や0verflow・クソゲーの雄アーベルやげーせん18とは違い 安心感が武器のブランドから出てしまったこれはどん判極まる本年最悪の不意打ちだったと言えるだろう。 そして6月、アーベル第二の刺客『デュアル・エム―空の記憶―』が現れる。 「サイコメトリー能力制御のため常に手袋をしているはずなのに立ち絵は常時素手の主人公美香・ヴァーミリオン」といった頭を抱えるような厨二設定はまだいい。 ボイス無しも予想内、Hシーンがやたら少ないのもジャンルが「ちょっとHな本格推理ADV」なのだからよしとしよう。 だがそのトリックが囮捜査をしたら犯人が勝手に自白したり、犯人をヒント:左利きだけで探したりというおざなりさでは本格推理ADVとは言えまい。 後日修正されたものまで含めれば「左利きなのに右手で銃を撃つCG」「暗号そのものに誤植」と推理ものとして致命的なミスまであり、 また犯人指摘では身内や未登場人物や犠牲者まで含まれるため消去法で特定でき、そもそも犯人を間違えても相棒が正解を当てて全く同じ展開を辿るため推理する意味すら失われている。 そして製品として何より問題なのが、本作は本来4話構成の3話までしか収録されておらず、追加シナリオと言い切った最終話アドオン配信まで発売後1ヶ月もかかったこと。 加えると2ヶ月後に配信された追加シナリオは各話の合間にちょっとずつ挿入されるため最初から最後までやり直さないと見れないという不親切極まる作りであり、 アーベル本来のお家芸・『ミステリート』から追い続けた探偵紳士シリーズの最新作がこれではファンが打ちのめされた事は想像に難くない。 この夏は世間とは違いKOTYスレ的にはさほど熱くはならず、後はパッケージに作中に登場しない主人公の女装姿が堂々と載ってる『げきたま! ~青陵学園演劇部~』 ゲーム本編より「絶対に殺す……ぶっ殺す……」等の音声がリピートするバグの方が怖いと言われた『この歌が終わったら -when this song is over-』くらいだったが、 秋に入ると住人待望の大物・Purplesoftware delightの『Orange Memories』が現れる。 Purplesoftware(通称紫)の萌え・エロ特化ブランドから出た本作の特徴は、「薄さ」である。 シナリオに関しては共通ルートで「ツンデレが足を捻挫して保健室に連れていってもらっただけで股を開く」といえばその薄っぺらさが伝わるだろうか。 かといってハーレムものとしてはHシーンが薄く、回想モードの数自体は29とそれなりだがそれら全てエロCGが一枚しか使われていない。 というか、2枚使われたシーンは分割して収録されておりわずか36クリックで終了するものもある。 未使用のエロボイスや何事も無いのに「昨日のこと、とは、もちろん、後夜祭でのエッチのことだ。」というテキストからもエロシーンがカットされていると思われる。 ラブホテルでHしてたハズなのにピロートークは星空のCGの中と文章とCGが噛み合っていない箇所がある・作中に「心者」「伴心」といった意味不明の単語があり その理由がヒロインの「心」の名前が「奏」から変更され全置換した結果こうなったという説が有力、などからも見切り発車で発売したことが伺える。 その萌えもエロも足るべきものが足りないあらゆる点での「薄さ」は凡作・地雷に慣れたはずの訓練された紫信者をして「紫の最底辺」と称された。 これに続いてアーベル×新撰組の黄金コンボと恒例のアドオンと全てにおいてはしょり過ぎたシナリオが特徴の『萌恋維新!アタシら、じぇいけー、新閃組!』 『JINKI EXTEND Re VISION』『なないろ航路』『風ヶ原学園スパイ部っ!』等で場を暖めつつ、いよいよ年末の魔物達が襲来する。 ザッピングシステムを全く生かせず、使い辛いシステムや無理のある展開等で酷評された『アザナエル -AXANAEL-』。 「戦極姫はどれだけAVGが酷くてもSLG部分はマトモに遊べたが、これは本当に良い部分が見つからない」とも言われた3代目「姫」『三極姫 ~乱世、天下三分の計~』。 過去改竄ループものなのに「トゥルーエンドに辿りつく為にはそれ以外の17個全てのエンディングを順序通り見せられる」という一本道シナリオなうえ ヒロインは父親が倒れても笑顔が張り付いたまま、アドオンでやっと表情差分追加という素材の足りなさが光るアーベル四天王最後の一角『まるめる ~ソウシンシャは@未来~』。 そんな中で一際輝いたのがHammerHeadsの低価格タイトル『熟処女~私、はじめてなんです~』である。 低価格タイトルは評価は甘くなりがちだが、それでも作中に選択肢がひとつだけだったり、寝取りゲーなのにヒロイン即落ちで寝取りの美学・快感・背徳感は皆無だったり、 それまで関係に悩んでいた相手と開始25クリックで何の脈絡も無く「思いに応えることにした」と処女を奪ったりする悪い意味でのお手軽さはどうかと思われる。 だが、それらもHシーンで「ひっかかかかかか ひっ か か んふ ひっか かれて うふっ テイクツー」というNG音声が収録されている事に比べれば些細な問題である。 加えて”東海林”香奈とのHシーンで「谷原さんの膣内、もう奥まで熱くなってますね……」「谷原さんがこの間よりも……締まってるんですよ」と 誰だよ谷原さんってと突っ込まざるを得ないセリフまであり、これは別ブランドの「熟恋願望 ~秘めた想いと淫らな愛のカタチ~」のサンプルテキストをそのまま転用している事が判明した。 これ以外にもテキストと音声が丸1クリックずれる・状況的にも日本語的にもおかしい地の文が入るなど 公式サイトのサンプルCGが未だ公開されていないことと相まってその手抜きっぷりを存分に見せ付け、誰がどう見ても評価できるクソゲーとして住人達に称えられた。 それでは一年を振り返ったところで大賞の発表に移る。 2010年は『アイ惨』『りんかね』並みの異形は現れず、系統も手抜きとどん判に二極化しながらも一年通してクソゲーが出続けた年となった。 そんな百鬼夜行の中、次点に選ばれたのは 『CrossDays』『Floating Material -The hill where the star born-』『色に出でにけりわが恋は』『デュアル・エム―空の記憶―』『Orange Memories』『熟処女~私、はじめてなんです~』 そして大賞は 『恋刀乱麻 ~わたしが、アナタを、守るからっ!!!~ 』 とする。 2010年は突出したクソゲーが存在しなかった年であり、大賞の選考は大変難航した。 そこでクソゲーがクソゲーたる理由・「プラス評価される点が無い」「プレイヤーに長時間の苦痛を強いる」という点を基準として評価した。 『CrossDays』『色に出でにけりわが恋は』はそれぞれごく一部のファンからは評価された上、アニメやCGなど見るところはある。 『Floating Material』は話題のピークが発売前のため、作品自体はクソゲーとして評価される事が少ない印象を受けた。 『デュアル・エム』『Orange Memories』『熟処女』は良い点は極端に少ないものの能動的にユーザーを苦しめるという点では弱い。 それらと比較し、『恋刀乱麻』は宣伝詐欺という外面・五行システムという内面の双方に悪質な点を持ち、 特に五行システムは読み進めた分は確実にクリアへと近付くノベルと違い、戦略性皆無で何の面白みもない上に セーブ&ロードを繰り返した分は全くの「徒労」にしかならず、賽の河原の石積みの如き苦行でしかないという点が決め手となった。 ただそれでも『恋刀』が明確に一歩抜けているとは言えず、次点以上の作品はどれが大賞をとっても不思議はなく、またどれが大賞をとっても疑問が残ったという点は理解して頂きたい。 2010年はKOTYスレとしては大きな嵐もない平坦な年だった。 だが一般ユーザーにとって平穏な年だったかというと、それは断じて否である。 シリーズ完結の三作目にして未完成という原点に立ち返った『暁の護衛~罪深き終末論~』 麻枝氏の「で、どこで泣くの」の一言で萌え・泣き・人生度の全てが中途半端になった『クドわふたー』 初代メインヒロインの新規CGが一枚も無いかわりに内輪受けのスタッフコーナーを充実させた『真・恋姫†無双~萌将伝~』 9回10ヶ月に渡る延期の末に「未編集で垂れ流されるホームビデオみたい」と評された『星空へ架かる橋』 等々、年間売り上げトップクラスの作品群に片っ端から選評が届く有様だった。 また、インストール用シリアルキーを入れ忘れた『カスタードクリームたい焼き』 設定を固有名詞まで既存の漫画から盗用した『メルクリア~水の都に恋の花束を~』 同じくメインキャラの設定や終盤の展開を丸パクリした『ふぇいばりっとSweet!』 製品に他メーカーのムービーデータを混入させた上、謝罪文で迷惑かけたメーカーに対し「誠実な対応をして頂き」とのたまった(普通は『寛容』)『恋と選挙とチョコレート』 等々、ゲーム以前の問題を起こした製品も存在した。 単純な被害者数においては前二年など比べ物にならず、道義的にもとる小粒なクソゲーを大量排出したこの年はある住人から「クソゲーのクラスター爆弾」と例えられたほどである。 大作が次々と発表されている2011年はどうか表裏双方のユーザーにとって幸せな年になることを願ってやまない。 KOTYは権威などではなく、泣いた誰かの涙を拭って笑いへと昇華するもので、皆が笑えるに越したことはないのだから。 最後に、無計画な自転車操業を繰り返し一年を通して一本も外すことなくクソゲーをリリースし続け、見事KOTY大賞も受賞した アーベルの社長・管野ひろゆき氏に以下の言葉を贈ることで2010クソゲーオブザイヤーinエロゲー板を締め括ろうと思う。 「燃える車輪でのサイクリングはもう終わりにしませんか?」 過去のコメントはコチラ
https://w.atwiki.jp/kotye/pages/391.html
2013年総評案6 大賞 明日もこの部室(へや)で会いましょう 496 名前:総評案6 ◆btZU2jzFEQ [sage] 投稿日:2014/02/12(水) 22 37 34.65 ID 9gg6V3Lc0 [3/23]「くのいち」と「SEX戦争」――時代が違えばどちらも大賞に輝いたであろう2者の熾烈な戦いは、「SEX戦争」が辛くも勝利を収めた。例によって議論は紛糾し、あらゆる角度からの検証・比較が行われ、とうとう「クソゲーオブザイヤー」というスレの在り方にまで議論が及ぶこととなった。今年もまた、新たな戦場がやってくる。敵はインパクトとネタ要素に溢れた笑えるクソゲーか、はたまた苦痛を追求した負のクソゲーか。尽きることのない戦いに休むことは許されない。そこにクソゲーがある限り。総評案すらも出揃わぬ1月、スレに早くも動きがあった。2012年覇者「SEX戦争」擁するスワンアイが、早くも刺客を送り込んできたのだ。その名は「リア充爆発しろ! ~変身能力手に入れたんだけど質問ある?~ 」(通称「リア充」)。ひょんなことから変身能力を手に入れた極度のコミュ障の主人公が、その能力を使って彼氏持ちの女たちを寝取っていくというストーリーだが、能力を手に入れた経緯はダイジェストと呼ぶのもおこがましいレベルのやっつけ仕事ぶり。かの有名クソゲーの冒頭を彷彿とさせる適当っぷりに、既にこの時点で嫌な予感を禁じえない。ストーリーの都合上ヒロインたちはみな彼氏持ちであるが、例によって全員処女である。展開も急転直下で、能力を手に入れた後は流れ作業のごとくエロシーンへ突入、能力を使ってじっくり落とすとか落とす前にいたずらをしまくって楽しむなどという余地はカケラもない。こんな投げやりないきさつで無惨に処女を散らされたヒロインはというと、怒りも葛藤も自己嫌悪もなく、今までのラブラブっぷりが嘘であるかのようにあっさりとコミュ障主人公に鞍替え、その後は薄いエロを繰り返し、気がつくとエンディングを迎えている。せめてエロがよければ…そんな一縷の望みすらも当然あっさりとひねり潰される。ろくな前置きもなしに唐突にエロシーンに切り替わり、終わるとすぐまた別のエロシーンに飛ぶという節操のなさで、わずか10分程度で3つのものエロシーンがワゴンセールのごとく投売りされる。エロシーンは20クリック程度で終わるという薄さだけに飽き足らず、テキストにコピペの痕跡が随所に見られるというお粗末さで、どのヒロインとHしても「ずっぷ!ずっぷ!ずっぷ!ずっぷ!」「ああ…もう出そう」というくだりが何回もお目見えするため、自家発電よりも先に賢者モードが捗ること請け合いである。あまりの薄さとコピペぶりに「3行でわかるリア充」などと揶揄され、件のフレーズはスレ内で寵愛されるテキストとなった。ジャンル表記に「寝取り」の文字も見られるが、前述の要素に加えヒロインを寝取る際に変身するのはヒロインの彼氏であるため実際のシーンは和姦と言って差し支えなく、寝取りの醍醐味は皆無であることも追記しておきたい。コンプまでに要する時間はわずか2時間足らず、もちろん価格は強気のフルプライスである。おざなりな背景説明、矛盾する誰得の処女設定、起承転結の承転をかっ飛ばしたストーリー、つっ込み処満載で萎えるだけのエロシーン。新年早々、「SEX戦争」で取りざたされた問題点を改善するどころか焼き直して全部乗せしてくるという暴挙に出たスワンアイ。爆発すべきなのはリア充ではなく製作陣であることは言うまでもない。負けじと名乗りを上げたのが、プラリネの「モテすぎて修羅場なオレ」(通称「修羅場」)。スタートの時点で4人のヒロイン全員と関係を持った状態で、どう考えても1本道にはならないであろう設定だが四股デート後の選択肢でルート決定、そのままエンディングというまさかの1本道仕様。選ばれなかったヒロインは、わずかに恨み言を口にするだけであっさりと身を引いてしまうため、タイトルにある修羅場は作品内のどこにも存在しない。公式HPの修羅場体験FLASHの出来は秀逸で、どんなゲームかと期待してみれば、1本道で同時攻略もハーレムルートも未実装、モテすぎてもいなければ修羅場もないという安定のタイトル詐欺で、何を売りにしたかったのかまったく伝わってこない順当なクソゲーであった。ゲーム自体はやや控えめの感があるクソゲーだったが、この「ストーリーの中心設定らしいものを決めただけで後は投げっぱなし」というクソ要素は、2013年KOTYeに暗く大きな影を落とすこととなる。その後も、シナリオが削除・改悪されたことをライターが暴露した「星彩のレゾナンス」、「最終痴漢電車」をパクった挙句ターゲットに女装少年を紛れ込ませた「淫獄痴漢列車」、冗長なシナリオの中に無駄に伏線を織り交ぜ、世界史の知識をも要求した結果誰にも理解されないシナリオに仕上がった「少女神域∽少女天獄」などが続き、月替わりで届けられる選評に誰もが胸を躍らせていた。春も過ぎようとしている5月、Ex-iTの「逃避行GAME」(通称「逃避行」)がお目見えした。タイトル画面は「START」「LOAD」「END」のみというシンプルさで、コンフィグやCG閲覧モード、シーン回想などは存在しない。辛うじてコンフィグは本編から変更が可能だが、一体いつの時代のシステムなのかと小一時間問い詰めたいところである。シナリオは伏線をろくに回収しておらず、元々あったシナリオを削ったのではないかと邪推したくなる放置ぶり。本編もバグが多く、ボイスが再生されないことや突然の背景暗転程度は序の口で、特定ヒロインのルートへ進むための選択肢が出現しないという進行に関わる致命的なバグも当然の如く実装。そして本作がもっとも注目を集めたのが、発言者が「???」のキャラや「高校生」などのモブの場合、いかなるセリフであっても女性の声で「いらっしゃいませー」と再生される音声バグである。屈強な殺し屋も「いらっしゃいませー」と愛想よく挨拶し、モブ同士の会話となると「いらっしゃいませー」の応酬、言葉が通じていないのに意思疎通はできているというシュールさが歴戦の猛者たちの腹筋を崩壊させた。残念ながらこのバグはパッチにより修正されてしまったが、この昨今貴重な笑えるクソ要素はスレにとってさわやかな清涼剤となった。しかし不具合は本編のみに飽き足らず特典にまで波及し、エロシーンをヒロインの一人称視点に切り替えることができるパッチが回想モードがないために適応せず、特典ディスクは文字通りただのフリスビーと化した。本作は予約特典ディスクの不具合を理由にマスターアップ後に延期しており、その結果がこれでは立つ瀬もない。発売から2ヵ月後、修正パッチによりようやく日の目をみたものの公式はあくまで「不具合」と主張し、未完成であったことを認めてはいない。かつては「ひよこストライク!」という佳作を生み出したメーカーであったが、今回の惨状にはファンも肩を落とし、発売延期を重ねている「雛といっしょ」(「ひよこストライク!」のFD)に力を注いでいるのだろうと無理やり溜飲を下げざるを得なかった。その儚い希望が無残に打ち砕かれることを知るのは、まだ先の話である。百合の花が咲く初夏間近の6月、スレに禍々しい徒花が咲き誇った。MBS Truth -Cherish Pink-に栽培されたその花の名は「クラス全員マヂでゆり?!~私達のレズおっぱいは貴女のモノ・女子全員潮吹き計画~」(通称「マヂゆり」)。端的に表現するなら「百合をテーマにした抜きゲー」だが、まず大前提として、百合ゲーなのにも拘らず主人公にボイスが存在しない。ひたすら主人公が独白を披露し喋り倒す一方でヒロインのセリフは極めて少なく、その数たるや20~30クリックにひとつあるかどうかという無口ぶりで、動作や様子までもが地の文で書かれるという徹底ぶり。おそらくはボイスありのセリフを極限まで削って制作費を削減しようという意図なのだろうが、ヒロインが喋らないため、彼女達がどんなキャラなのかが非常に掴みづらいのだ。公式HPを見ると個性豊かなヒロイン達が紹介されているが、前述の通りセリフが極少の上に描写そのものも少ないため、性格も設定もシナリオにまったく生かされていない。また何かが起こるたびに主人公かひたすら妄想という名の独白を繰り広げるため、会話のテンポが非常に悪い。加えてテキスト自体が独特のテイストで、「ボクの中の雌ライオンが~」という意味不明かつくどいフレーズが何度もお目見えするため、非常に多い誤字脱字と相まってじわじわとストレスがたまっていく。日常シーンでたびたび挿入される「ちびキャラフリートーク」ではヒロイン達がきゃっきゃとおしゃべりに興じてくれるが、ここでの彼女達にはボイスが一切ないことを付け加えておこう。肝心のエロシーンでもこの作風は健在で、打ち上げられたマグロのごとく反応の薄いヒロインを尻目に、主人公がひたすら喋り妄想と性欲を爆発させる。せめて地の文で描写してくれていたならまだ救いもあったのだが、ライターが主人公の妄想だけで手一杯だったのか、ろくな描写がなされないのだから始末に終えない。テックアーツ系列のお家芸であるフルアニメーションの出来がなまじ良いため余計に虚しさが募り、ここでもストレスがたまっていく。さらにBGMがとてもエロシーンとそれとは思えないチョイスで、「馬に乗って大草原でも駆けてるかと思った」「RPGのフィールドとか町で流れてそうな曲」と評され、「妄想の大地を翔ける雌ライオンのテーマに相応しい壮大さ」と言われるまでに至った。システムは一見一通り揃っているかに見えるが、メッセージウインドウ上の「NEXT」というボタンを一度クリックしてしまうと、あらゆるオプション設定を無視して次の選択肢まで強制スキップするという落とし穴がある。これを止めるにはゲームを終了させる以外の方法がなく、うっかりクリックしてしまったら最後、ゲームを終了させて再度ロードすることを強いられる。性質が悪いことにこの「NEXT」ボタンはゲーム中多用するであろう「AUTO」ボタンの真上にあるため、注意を払わないと誤爆する危険性を孕んでいる。システムといえば、「おっぱいフォーラム」について言及せねばなるまい。これは解禁された主人公を含む女の子達の立ち絵の胸と尻、回想シーンでのおっぱいサムネイルを一覧で楽しめるものである。が、この内容はシステムデータではなくセーブデータに依存するため、1回のプレイではせいぜい2ページ埋めるのが精一杯で、システム上コンプリートするのが不可能となっている。活用するためにはそれぞれ違うページを埋めたセーブデータを作成し、いちいちロードするという手間が必要なため実用的とは言いがたい。全体数から言えば貴重な百合抜きゲーだったが、いざプレイしてみればフルプライスとして最低限のボリュームを満たしておらず、百合ゲーとしては痒いところに手が届いておらず、抜きゲーとしてはエロが薄いという全方面に残念な出来栄えであった。何故このような露骨なことをしてまでフルボイスの体裁を保ちたかったのか。それは誰にもわからない。快調にエントリーが続き、1年も3/4が終了する9月末に異変は起こった。9/27に発売された作品が3作もスレに乗り込んできたのだ。まずは、SAGA PLANETSより発売された「カルマルカ*サークル」(通称「カルマルカ」)。7つの大罪をモチーフにし、主人公を含めたメインキャラ達にそれぞれの力(魔可)が割り振られている。魔可を持つ人間は能力者と呼ばれ、儀式を行い「カルマルカ」に接触することで全ての時間を操ることができるようになるーーという設定なのだが魔可と実際の能力の関連がないものも多く、ただのキャラ付けと成り下がっている。怠惰の魔可を持つキャラは魔可の発動と共に突如睡魔が襲ってくるはずなのだが、ごく普通にバイトをこなしていたり憤怒の魔可を持つ主人公は魔可が発動しないと怪力にならないはずなのだが、普段から難なく石を握り砕いていたりと明らかな矛盾も見て取れる。本来であれば話の格となるはずの魔可とカルマルカだが、個別ルートやTRUEルートに入るとどんどん魔可はストーリーに絡まなくなり、設定や発言等の整合性が共通ルートと取れなくなっていく。魔可の設定を抜きにしてもルートによってヒロインの設定が違うなど、複数ライターの弊害が如何なく発揮された形跡が随所に見られる。その個別ルートはスキップを使うとわずか数分で終了するという噴飯物の短さ。頼みのエロもCGの出来はいいものの、「中出し」「外出し」の選択肢を選んだ瞬間に射精するなどここでもテキストがCGと合わないという隙のなさで、コンシューマー化でも狙っているのか数や長さもお世辞にも十分とは言えず、とどめとばかりにTRUEルートに至ってはエロがない。壮大な設定を盛っておきながら風呂敷を畳むどころか広げることすらせず、「設定は投げ捨てるもの」と言わんばかりに放り投げ、ライター間の基本的な刷り合わせすらも放置された本作。なおこのゲームのジャンルは「ハッピー&スマイルADV」となっているが、こんなものを掴まされた日には笑顔どころか憤怒の魔可に目覚めてしまうのも致し方ないというものであろう。選評者による評価である「笑いどころのないチャージマン研!」、個別ルートでとあるヒロインが言い放った「カルマルカなんてどうでもいい」。これらのセリフが、このゲームの惨状を如実に物語っていた。クソゲー3連星の2番手は、チュアブルソフトより発売された「ノブレスオブルージュ」(通称「ノブレス」)。舞台はサント・アレクサンドラ女学院。生徒は常に帯剣し私闘も許されており、胸元にあるバラを散らされるか降参すると負けるというどこか既視感漂う学院に、負傷した双子の妹に成り代わって主人公が潜入するストーリーである。このような世紀末な学院にあっては、「命に関わる薬を盗む」「試合用の服に細工をして電流を流す」「スタンガンで気絶させ拉致・監禁」などは取るに足らぬ些事であるらしく、見当違いな逆恨みでこれらをやってのけたキャラにはトイレ掃除等の罰当番をさせられるのみ。ストーリー自体も短く、各キャラのエピソードをわずかにこなして即ルート分岐、あっさりと苦難を乗り越えEDというダイジェスト仕様。男であることがバレたらどうしよう、という女装ものには欠かせない葛藤や緊張感もなく、ヒロインも男が女学院に侵入していたということに対してろくな反応もなく、簡単に女装少年(主人公)とくっついてしまう。「チュアブルソフト過去最大のボリューム」と謳うエロシーンだが、これまたひとつひとつが短い上にマップ移動によりぶつ切りにされているため不当に水増しされている感が拭えない。主人公の容姿は大変愛らしいのだが、構図でカットされていたり顔が描かれていなかったりと散々で、ここでも女装ものの基本すら外している。ヒロイン達にも自分の責任や立場を自覚していないと思われる言動が散見し、製作側も含めてタイトルの元になったであろう「ノブレス・オブリージュ」を誰も理解していないことを露呈する結果となった。9/27発売のトリを務めるのは、戯画より発売された「バルドスカイゼロ」(通称「バルスカゼロ」)。エロゲー好きでは知らぬ者がいないであろう「バルドシリーズ」の最新作にして、好評を収めた過去作「バルドスカイ」の前日談にあたる作品である。周回プレイを重ねることで明らかになっていくストーリーとやりこみ要素あふれる戦闘システムが魅力で、固定ファンもついているシリーズだが、原画・ライター共に過去作とは別人、開発チームも実質別チーム、やたら褒めちぎるスタッフコメント、半年に渡る延期…一抹の不安を感じながらも踏み出してみれば、まさかのと言うべきかやはりと言うべきか、の戯画マインであった。セリフ回しがくどい一方で描写不足のシーンが多く、後出し上等で無理やり辻褄らしいものを合わせた力技を駆使したシナリオ。ぽっと出のキャラが重要な役割を果たしていたり、ピンチになったら都合よく助けてくれる便利キャラが何とかしてくれたりと、素人の創作物にありがちなご都合主義も健在である。どこをどう考えても後日談であるはずの「バルドスカイ」には繋がらず、伏線は回収どころか全力で投げっぱなしで、クリアしても達成感がなくもやもやとした消化不良感が残るばかり。キャラクターも演技が稚拙な上に頭のネジが悉く消し飛んだとしか思えない性格で、前作主人公には大量殺戮犯という不快な設定が付加され、今作のキャラが前作主人公を平然と扱き下ろしたため、シリーズファンの不興を大いに買うこととなった。「バルドシリーズ」の大きな売りといえば戦闘であるが、これがまた大型地雷であった。攻撃を当てても吹き飛ばないのであらゆる武装が繋がってしまう、それ以前に格闘ボタン連打でラスボスすら瞬殺できてしまうため、コンボを組み立てるという戦闘システム最大の醍醐味が霧散。その一方で攻撃を当てても敵がノックバックしないため、殴ってる最中に蜂の巣にされることも珍しくない。装備できる武装も過去作の半分、命中率の高いはずの武装は棒立ちの敵にすら当たらぬ始末で、必殺技的武装も任意発動から自動発動になったため爽快感どころか戦闘のジャマになることもしばしば。過去作では武装を使った状況等に応じてダメージ補正がかかる等細やかな設定もあったのだが、今作ではもちろん全部削除された。エロシーンはというと、フルプライスでありながら10シーン程度しかなく、ルート分岐の際も「誰のルートに分岐しますか?」と表示される直球さで身も蓋もあったものではない。後にパッチで修正こそされたが、特定ルートで必ず強制終了する、それ以外でも頻繁に強制終了するというバグもあり、フルコンプまでに100回以上も強制終了したという報告もあった。苛立ちばかりが募るバグとシナリオに加え、ありとあらゆる要素が劣化の一言に尽き、これを半年待たされた上にフルプライスで掴み取ったプレイヤーの怒りと悲しみはいかほどであろうか。そんな彼らにとどめを刺したのが、発売からわずか2ヵ月後に発表された「バルドスカイゼロ2」の製作決定である。発売前より続編製作・分割はしないと公式側より明言されたにも関わらずの発表で、昨年の「マテブレ」の完全版詐欺を思わせるやり口にファンは血涙を流すこととなった。世間が心躍るクリスマスイブ、スレにはサンタクロースならぬ魔物が降臨していた。その名は、「赤さんと吸血鬼。」(通称「赤さん」)。発売元のALcotハニカムは当たりとハズレを交互に出すことである種有名なメーカーであり、その法則に従えば「赤さん」は良作のはずだったのだが…。3人いるヒロインには事実上個別ルートが存在せずほぼ1本道、そのため1人攻略後はスキップを駆使すれば1時間程度でフルコンプが可能。恋愛ものであるにもかかわらずその過程がろくに描かれず、次々とヒロインが股を開いていくチョロイン仕様。ストーリーも序盤から起伏がなくただ漫然と流れ、終盤で突如キャラの素性や秘密などが明かされていくという打ち切りマンガのような内容で、そのくせ無関係な雑学の量が多く、ぶつ切り感も凄まじい。この意味不明さはエロシーンでも如何なく発揮されており、日常シーンに突如エロシーンが乱入、ワンクリックで既に挿入寸前、絶頂と同時に終了という、低価格抜きゲーですら忌避するパターンがふんだんに盛り込まれている。例としては、1)夜の寮で停電ハプニングの真っ最中に突然場面が昼間の屋上に移り、ヒロインがこちらに尻を向けてくぱぁしている CGに切り替わり、そのままエロに突入(この間わずか3クリック)2)あるヒロインが主人公へ夜這いをかけ告白、そのままエロという場面でCGがフライング表示されるため、ヒロインは半裸で 主人公の部屋へ侵入・告白してしまっている3)しかもその16クリック後には他のヒロインのパイズリシーンへ移行などである。念のため彼女らは処女であり、痴女という設定は存在しないこと、タイトルにもある「赤さん」は特にストーリーには絡まない誰得キャラであることを追記しておこう。年末もクソゲーは休むことなく現れる。Ex-iT「ひよこストライク!」のヒロインの一人で、主人公の実妹である神楽鳥雛にスポットを当てたファンディスク、「雛といっしょ」(通称「雛遺書」)である。マスターアップが発売の一週間前、しかもその後発売日を変更するというきな臭さであったが、そのきな臭さは製品および本編からも漂っていた。パッケージを開けると真っ先に目に入るのは「パッチが配布されるまで正常なプレイができません」というお詫び状、しかも一度シュリンクされたものを開封して封入しており、まごうかたなき新品でありながら既に中古品のごとき様相であった。プレイすると10分程度のプロローグ終了後100%強制終了するバグがあり、なるほどこれでは正常なプレイは不可能である。マスターアップとは一体なんだったのか。パッチの公布も二転三転し、発売から1週間後待望のパッチが配布されたが、どのルートも10分程度で終了するボリュームのなさで購入者を落胆させた。パッチ解析の結果、CGやシナリオを追加したと思われる痕跡も見られ、「本編ディスクはほとんどデータが入っていない未完成品でそれをごまかすために強制終了のバグを搭載し、パッチで補ったのではないか」という推測もあった。「特典はただのフリスビー」どころか「本編ディスクすらもフリスビー」という惨状で、2012年の製作発表から何度も延期を重ね、2年近くも待たされた結果がこれでは誰も納得できないであろう。「逃避行」がクソゲーだったのはこちらに力を入れていたからだ――そんな儚い希望を抱くことすら許さぬ無慈悲なクソゲーであった。波乱がありつつも無事に2014年を迎え、苦行に挑み見事選評を書き上げた勇者たちを皆がねぎらい、新たに誕生するであろうクソゲーに思いを馳せていた。しかし、そんな安息も長くは続かなかった…、否、そもそも安息などありはしなかったのだ。ここからが本番だとばかりに、そこかしこに仕掛けられた地雷が次々と弾け、なすすべもなくその爆風に煽られることとなる。年明け早々、1週間も経たぬうちに早くも選評が持ち込まれた。8/30、One-upより発売された「聖ブリュンヒルデ学園少女騎士団と純白のパンティ ~甲冑お嬢様の絶頂おもらし~」(通称「ブリュパン」)である。テックアーツ傘下ブランドとしては「マヂゆり」に続くエントリーである。この時点でお察しかと思われるが、例によって「ブリュパン」もヒロインのセリフが異様に少なく、あっても「……」「!!」などばかり。片や主人公のセリフがひたすら長く、ヒロインとの会話がろくに成立していない点やボイスがない場面になった途端にヒロインが皆おしゃべりになる点も同じである。環境的には女多数の中に男がひとりというハーレム状態であるが、ヒロイン達との交流がままならないため、何の感慨もありはしない。ボイスの少なさに加え、主題歌どころかOP/EDテーマもタイトル画面の流用で、とにかく経費を削減しようというスタッフの執念すら伺える。その執念深さに反比例するように、タイトルにある「純白のパンティ」「おもらし」などに対するこだわりは特に見られず、エロCGも立ち絵のアップ等を使った水増し疑惑が否めない。立ち絵も表情・服装の差分を除けば基本的に1種類というお粗末さで、昨今のゲームと比べると極めて少ないと言わざるを得ない。これで価格はフルプライス、「これがメーカーの作風」と擁護するには無理がありすぎる手抜き全開の出来に、またもやため息をつくこととなったクソゲーの猛攻は勢いを増していく。7月の発売以来長らく息を潜めてこちらの様子を伺っていたそれは、浮き足立っていたスレ住民のその隙を見逃さなかった。「主役は遅れて登場する」というセオリーに則り、約半年に渡る潜伏期間を経てようやく日の目を見た「魔物」は、地雷と呼ぶには強力すぎる核兵器であった。ミルクプリンにより生を受けたその名は、「明日もこの部室(へや)で会いましょう」(通称「部室」)。廃部勧告を受けた写真部を存続させるために、副部長である主人公が顧問と部長から「女の子を人物写真」を撮って写真展もしくは学園祭に出展し結果を出すように命じられる――というストーリーである。そのためにはモデルとなる女の子を決め、友好を深めることが必要となるが、名前で呼ぶにも抵抗を覚えるほど主人公は女の子が苦手である…という設定のはずなのだが、次の瞬間にはあっさりと名前で呼んでいるという不可解現象が起こる。さらに途中で「体、頭、心のいずれかを鍛える」という選択肢が出てくるのだが、どれを選んでも「こうすれば全部同時に鍛えられる」とエロ本をオカズにオナニーをおっぱじめる始末。もちろんエロシーンではベッドヤクザへとジョブチェンジ、まだ明るい屋上で行為に及びヒロインを「俺専用の穴」呼ばわりまでする。この有様で一体女の子の何が苦手だと言うのだろうか。しかし、この程度はまだ掴みですらない。作品全体の約90%を占める共通ルートは、目当てのヒロインに被写体になってほしい旨を伝えるその日まで「ヒロイン選択→カメラの手入れ→部室で過ごす」というヤマもオチもイミもない流れをひたすら繰り返すのみにとどまり、挙句同じヒロインだけを選択し続けていくともれなくバッドエンドへ直行する。そのバッドエンドも、「部活はなんとか存続したものの、まともな写真を撮れなかった主人公は部活内でも浮き、卒業式の日に投身自殺をする」というまさかの鬱展開。これを回避するためには、「ある特定の日にそのヒロインを選択しない」という正攻法とは相反する手法でフラグを立てる必要があるが、基本的にノーヒントの上に間違っていてもフラグ不成立時と展開がまったく変わらないため、分岐点まで進めないと判別不可能という心折設計。やっとの思いで入れる個別ルートはと言うと、ルート確定後唐突にエロシーンへ移行、おざなりなイベントをはさんで再度エロシーンへ突入、その後何の脈絡もなく数年が経過しそのままエピローグとなり、ボイスを聞いても15分、スキップを使えばわずか5秒程度で事足りるという、短いとか薄いなどという凡百な言葉では足りぬほどのあっけなさである。エピローグも散々な出来栄えであり、主人公が撮った写真の内容や写真展・学園祭での結果はほぼ語られずじまいで、中には結果どころかこの作品の主軸であったはずの写真部の存続がどうなったのかすら不明のままのルートも存在する。主軸放棄による説明不足のみに飽き足らず、主人公が裸族として覚醒しヒロインにも裸族スタイルを強要するルートや、ヒロインと引きこもり2年間ひたすらSEXしていた挙句、この間に細菌テロのようなものが勃発して町が壊滅状態になっているという誰得の超展開まで完備。余りの脱線ぶりに、女の子が苦手という設定も写真部の存続というテーマも投身自殺をしてしまったとしか思えない。ヒロインも作中で設定や性格が掘り下げられることはまったくなく、途中に出てくる伏線のようなものも何もなかったかのようにスルーされるため語れる要素は皆無である。立ち絵やCG、ショップ特典イラストにも違和感があり、見ていると不安定な気分になる出来のCGもちらほらと見受けられる。システムのポンコツぶりも相当なもので、クイックセーブ・ロードもなく、バックログはメッセージウィンドウを一つずつ戻るという前時代仕様。ウインドウに表記されるゲーム名は「明日もこの”部屋”で会いましょう」。一番の突っ込みどころは主人公の名前で、公式HPでは「樫尾光」となっているが、画面に表記されるデフォルトネームは「勇次郎」という赤の他人になっている。これらに加え、公式HPでは2014年2月現在でも「2013年7月26日発売”予定”」表記、ギャラリーも目を疑うほどに少ないことからスタッフのやる気のなさと投げやりさがひしひしと伝わってくる。名前は変更可能で4文字までということになっているが、ある手順を踏むと長い名前でも255Bまでなら入力できてしまうことが判明。才能の無駄遣いとしか言いようがない遊び心あふれる名前が有志達により投下され、興奮冷めやらぬスレを賑わせることとなった。年始の選評ラッシュはとどまることを知らない。懲りずにエントリーしたのは、「JK辱処女~純粋な心の持ち主ほど処女を好むという法則~」(通称「枝豆」)。販売元のRed Labelはあのアーベルソフトウェアの系列ブランドであり、この時点で「これは(スレ的に)期待できる…!」と思った諸氏も多いことだろう。しかし、本作はその予想と期待を斜め上に錐揉み下降するかのごときクソゲーであった。発売されたのは12/30、ストーリー・人物紹介・CG等が公開されたのは翌年1/7なのにも関わらず、公式HPには「ダウンロードランキング第一位獲得!」の文字。気を取り直して進めると、ヒロインがアラサー童貞無職の主人公の政治経済の教科書を拾ったことから話は始まる。何故アラサー無職が政経の教科書を持っているのか。首を傾げたくなる事態が次々とやってくるが、このゲームの前にあっては特に気に止める必要さえない瑣末なことである。主人公は勉強を教えることを口実にヒロインを自宅へ連れ込み、そこで行為に及ぶのだが、この出会いの前に既に行為に及んでいるシーンが存在し、もはや首を傾げるどころではなくなる。序盤に頻繁に起こるこのような時系列無視に加え、かつてのエントリー作で「差分でCG数をごまかしている」という指摘を受けて反省したのか本作では差分が非常に少ないため場面の変化がわかりづらく、スキップを多用すると話がまったく掴めなくなってしまう。そして最大の要点は、この通称にもなった「枝豆」である。ヒロインとのエロシーンになると何故か画面に枝豆が表示され、ヒロインの性的興奮が高まるにつれて豆の色が変化してゆくのだ。しかもこの枝豆は画面中央にでかでかと表示される上に、元のエロCGには黒い靄のようなフィルターがかかって見づらくなるため枝豆に欲情できる性癖の持ち主以外には邪魔でしかない。一見この枝豆は女性性感帯の比喩と思われるが、それを覆すシーンが続々とお目見えする。途中ヒロインの「腕」に媚薬を注射するシーンがあるのだが、何とこの枝豆にも注射が打たれているのだ。さらに主人公がヒロインに欲情・勃起するシーンでは、何故か鞘から豆が飛び出し、あまつさえ汁まで滴っている枝豆が登場する。枝豆とは一体なんだったのだろうか、枝豆に差分を作るくらいならエロCGの差分を作るべきだと誰も思わなかったのだろうか。プレイ内容は豊富ではあるが、中には首を絞めたり、ヒロインにペニパンを履かせて掘らせるといった人を選ぶものも存在するので注意が必要である。ルートによってはヒロインは在学中に妊娠し、娘を出産するのだが、主人公は娘を見て「俺が娘の最初の男になる、それが娘にとっての幸せになる」と猟奇的な妄想に浸り始める。サブタイトルは~純粋な心の持ち主ほど処女を好むという法則~であるが、主人公がやったことといえば、勉強にかこつけて女子高生を連れ込んで処女を散らした後変態プレイに及び、妊娠までさせた挙句娘まで犯す気満々という純粋どころかキチ○イ丸出しである。純粋さと狂気は紙一重、といったところであろうか。この他にも、つまらない共通ルート+超展開の個別ルートに加え、同メーカーの他作品(駄作)をプレイしないとキーパーソンの真意がわかりづらいという抱き合わせ商法紛いの「Timepiece Ensemble」、テキストの誤字が多い上に未使用イラストが多いため、シナリオを削ったと思しき「妹*シスター -My sister-」、ゲーム性が乏しく、エロシーンでのセリフ繋ぎが雑で萎える「プレミアムプレイ ~ダークネス~」、ストーリー性皆無でヒロインがただのダッチワイフと化した「3D少女カスタムエボリューション」、痴漢物でありながら痴漢ゲーに必須のスリル感やヒロインを堕としていく楽しみが微塵もなかった「いたずら学園」などが続々と名乗りを挙げ、スレ住人達は選評締切日ギリギリまで翻弄されることとなった。以上のエントリー作より、次点と大賞を選出したい。次点は設定もストーリーも投げっぱなしで前作からミジンコほども成長が見られなかった「リア充」露骨な経費削減の結果、おざなりなシナリオ・不快な主人公・感情移入できないヒロインを生み出した「マヂゆり」設定だけをコテコテに盛り込んで物語の収束を全力で放棄した「カルマルカ」前作ファンに喧嘩を売った上に全要素が劣化、最初から最後まで不誠実の限りを尽くした「バルスカゼロ」、大賞は「明日もこの部室(へや)で会いましょう」とする。お気づきかとは思われるが、2013年の大きなキーワードは「シナリオが地雷」であった。設定だけ決めてあとは投げっぱなし、ライターの自慰臭満載の誰得仕様、起承転結という概念が皆無のダイジェスト風味…さまざまな地雷シナリオを抱えたクソゲーがスレを彩った。バグや異次元CGはひと目見てクソなのがわかりやすいが、シナリオ地雷はその説明が難しいとされる。選評を書くにもそのシナリオや設定を細かく読み込むことは必要不可欠であり、この想像を絶する苦行は真綿で首を絞めるが如く選評者を苦しめた。膨大な量の選評を書き上げた猛者も少なくなく、その努力には頭が下がるばかりである。その中でも「部室」は「部活の存続」というテーマと「女の子が苦手」という設定を早々に投げ捨て、ヒロイン達のふれあいがおざなりな一方ゲームにあまり求められていないであろうカメラの知識等が散りばめられ、最後は物語の始まりとはまったく関係のない方向に着地した挙句鬱展開まで盛り込んだ、まさに「誰得」の権化。各ルートでははっきりしないことがほとんどである部活の存続だが、まず間違いなく一度は攻略に失敗することを見越して、バッドエンドでは確実に存続したことがわかるという大きなお世話ぶりも見逃せない。物語のヒロインも前述のとおり設定が生かされることもなければ交流を深めるような描写があるわけでもなく、肝心のエロもとりあえず回数は最低限こなしましたといわんばかりのやっつけ仕事。金太郎飴のごとくどこを切っても満遍なくクソなシナリオに加え、「主人公がクズ」「ヒロインに感情移入ができない」「システムが不便」「エロが薄い」「説明不足+蛇足のコンボ」「立ち絵やCGがおかしい」「バグがある」「販売側の態度に問題がある」等、クソゲーとして主に挙げられる要素を全て兼ね備えた上に、名前のバグという創意工夫が試される笑える要素まで持ち合わせた「部室」はまさに大賞にふさわしいパーフェクトなクソゲーであると断言できよう。2011年のダブル受賞、2012年の熾烈な大賞争い、「クソゲーとは何なのか?」「クソゲーオブザイヤーの在り方とは?」という根源的な問い。それらを経た2013年はどんな年になるのだろうと期待も不安も大きかったが、ふたを開けてみれば毎月必ず選評が届くというかつてないほどの豊作であり、そのいずれもが粒ぞろいという、まさに群雄割拠の年となった。いずれ劣らぬクソゲーがここまで揃うのはある種の奇跡でもあり、立ち会えたことを我々は忘れないだろう。2014年1月に至ってはわずか1ヶ月の間に8作もの選評が持ち込まれるという想像を絶する異常事態となり、本当に総評がまとまるのだろうかという懸念さえ出てくる有様であった。怒涛の選評ラッシュが終わって程なく、早くもスレには2014年の選評第1号が持ち込まれており、2014年もきっと記憶に残る思い出深い年となることだろう。最後に、この熾烈な争いを戦い抜いた戦士達に見事2013年を制した「明日もこの部室(へや)で会いましょう」を準えて、次の言葉を捧げたい。「明日もこの部室(スレ)で会いましょう」。
https://w.atwiki.jp/magamorg/pages/11576.html
悪魔獣インウィディア・アングイス 闇 アンコモン 6 9000 デーモン・コマンド/キマイラ ■バトルゾーンにこのクリーチャーよりパワーの大きいクリーチャーがなければ,このクリーチャーは攻撃できない。 ■W・ブレイカー 沸き起こる嫉妬が,この獣のエネルギー。 作者:神戸 ガルマジアスをイメージ,元ネタは七つの大罪「嫉妬」のラテン語より 彼女の守護獣七天王の1体という設定,残りの大罪は2弾以降出していきます 収録:機界編(マシーナ・ワールド) 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ksgmatome/pages/757.html
皮肉で言ったつもりだったのにマジで書かれてたのかよ・・・ 馬鹿じゃねえのか、ジョブチェンジシステムの基礎を築いた名作だぞ・・・。 ↑ 主観以外でものを書いてから言え。お前こそ顔真っ赤だぞ。 -- (名無しさん) 2010-03-06 19 57 38 ↑×2 あんたの言い分が正しいならなぜ管理人は凍結したんでしょうか? 私怨だの言われて本当に暴れてるのはあなたの方では? 頑張ってどこぞで聞いただけでしかない欠点ばかり書いてないでもっと根本的な駄目な点書けばいいのに。 つか2に関してはSORが好評なのにこれについて一切言及してないとか示威的以外の何物でも無いじゃん。 -- (名無しさん) 2010-03-06 20 00 35 どう見ても管理人に凍結されてファビョってるだけだな 魅力を伝える? ここはクソゲーについて書くwikiなのに なんで名作wikiを引き合いに出してるんだよ 全く長所を上げられていない? SORについてはかなり好評なのに? -- (名無しさん) 2010-03-06 20 02 53 書きたければ書けばよかったんじゃね。 自分で何も出来ない奴が人の記事に噛み付く姿って見苦しいよね。 -- (名無しさん) 2010-03-06 20 03 34 私怨丸出しの記事を書くことが素晴らしいことだとは思わんがな てか自演バレバレで見苦しいわ。 -- (名無しさん) 2010-03-06 20 05 33 なんで管理人に凍結されたかわかってないようなので http //www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/168.html つうわけで名作の方にもうすでに書かれてるのになんでこっちで書くのやら。 しかもそれで叩かれるとファビョって自演するとか情けないわ。 -- (名無しさん) 2010-03-06 20 07 59 名作のほうに長々と欠点書くのもアレだからこっちで記事立てたんだけどね 少なくとも書かれてる事は事実だし。 まあ確かに信者の人は場所を問わず少しでも批判があれば噛み付いてくる、 という点に配慮が足りなかった点は良くなかったですね。 -- (名無しさん) 2010-03-06 20 11 05 サカつくのも携帯KOTYで暴れていた奴の私怨にしか見えない なにが参考画像だよ -- (名無しさん) 2010-03-06 20 13 35 何でここまで叩かれてるのか何もわかってないのか もういいよ。どうせそっちも聞いてないだろうし馬鹿とこれ以上話す気はこっちもないし。 -- (名無しさん) 2010-03-06 20 17 52 名作のほうに長々と欠点書くのもアレだからこっちで記事立てたんだけどね 少なくとも書かれてる事は事実だし。 名作の方にも書かれてるのに見えないのか。 凍結されたことに関してはスルー? 管理人もFF信者だとでも言いたいわけ? -- (名無しさん) 2010-03-06 20 18 45 配慮が足りなかったという事でしょう。マイナーゲームならともかく、 名前だけで擁護が湧くようなビッグタイトルは事実に基づいた批判をする場合でも 各方面を刺激しないように慎重に扱いましょう、って事だよね。 -- (名無しさん) 2010-03-06 20 23 55 だいぶ前にここに記事つくられて(分類はガッカリだったかな?) 主観じゃねーかってことで結局削除で名作に移されたけど 書いてある欠点は全部同じっていう -- (名無しさん) 2010-03-06 20 46 39 6までのFFと9は思い出補正と主観ばっかりだからな -- (名無しさん) 2010-03-06 20 48 34 12Aにこれほど凶暴な信者さまが付いている事とはつゆ知らず、 うっかり他のクソゲー記事と同じ基準で記事を書いてしまった事は申し訳ありませんでした。 これからはFFだけはどんなに酷い欠点があっても特別に配慮した記事になるように気をつけます。 -- (名無しさん) 2010-03-06 20 59 28 記事をまとめる技術が無い事も自覚するべきだな。 -- (名無しさん) 2010-03-06 21 02 55 はい、長文を読めないゆとり様を刺激しないよう配慮します。 内容の正確さを犠牲にしてでも、小学生に読み聞かせるような短くて分かりやすい文になるよう気を付けます。 -- (名無しさん) 2010-03-06 21 10 28 顔真っ赤にして皮肉書いてる様を想像すると滑稽だな…。 さて、しょうもない話題はここまでにしておきましょうか。 延々と中身のない議論しても仕方ないしね。 -- (名無しさん) 2010-03-06 21 32 19 信者の多いゲームの記事を書くときは気を付けましょう、という事ですね。 まあ今回みたいに普段潜伏してる信者がいきなり暴れ出す事もあるから難しいんだけど。 -- (名無しさん) 2010-03-06 21 35 34 クソゲー一覧の戦極姫(win版)に関しての説明がどうこうって履歴になってるけど、 該当ページの構成も特別変わってないんだけど…あれ以上にPC版に触れてる項目が以前はあったっけ? まあ、実際コンシューマー版とエロゲー版では色々違うから一緒くたは無理があるとは思ってたけど。 COについて触れるのもどうかと思うけど、実際ちょっと疑問に思ったんで聞いてみようかと。 勝手に判定とリンク追加やっちゃって良いもんかなあ…って言うのもあってね。 -- (名無しさん) 2010-03-06 21 37 55 スパロボFの記事に昨日からテキトーな擁護意見入れてくるバカは誰だよ!? シンジは必中は覚えない。 やってから書け。 -- (名無しさん) 2010-03-06 21 42 36 『ダメジャー2』とか『四八』とか『ごらんの有様』とかみたいに外部にもやたら知られてるものは兎も角としても、 そうでないタイトルに関しては一方的にただただ問題点だけ書き出したって主観丸出しとかに取られかねないからね。 仮に実際そうだったとしても、知らない人間が見たらやっぱり単に書いた人が気に食わないからやたらめったら書いている、と見えてもおかしくない。 だから本当にプレイすればその内容が正しいとしても、知らない人が見る事を考えたらやっぱり書き方には気を使わないとね。 あるいはいきなり書き出すんじゃなくて、執筆依頼に回すとかここに提案してみるとか。 有名タイトルならそれなりに反応も見られるだろうし、そうなれば大事にもならないと思うんだけどね。 -- (名無しさん) 2010-03-06 21 44 45 ↑×3書いた者だけど、ちょっと履歴を辿るともっと色々触れられてたんだね。 お目汚し失礼しました。 -- (名無しさん) 2010-03-06 21 53 04 ↑×3 スマン、なぜか勘違いしてた。 けどそれ以外に関してはなんで序盤がきついだのわざわざ書くんだ? ゲッターが素で当たらないとか1話でレベル上げして必中覚えれば解決するし MS系弱い弱いって書いてるけどオージェは無視できるしウイングも適当にダメージ与えると撤退する それにMAP兵器だって配置に気をつければいい話だしそこまで書くほどか? リアル系冷遇もゲシュmk-2とGディフェンサーはともかく、集中必中はそこまでいるほどじゃないし キュベレイだって入念なってあるけど、そこまで準備必要ないぞ。 ここまで書いたけど必死すぎるかな・・・ -- (名無しさん) 2010-03-06 21 54 42 あとシンクロ補正のこととかちゃんと書いたのに何で消すの? こういう長所もあるのにわざわざ悪いところばっか強調するなよ。 あとケフィアですとか顔文字はウケ狙いすぎて正直寒い。 -- (名無しさん) 2010-03-06 21 56 47 実際FF2に関しては長所も書いてたんだけど 記事の下のほうだったせいで気づかれなかったみたいですね。 単にシリーズ順でFF1を上に持ってきただけなんだけど ネガティブな記事が上になったのは配慮が足りませんでした。 -- (名無しさん) 2010-03-06 22 02 58 今現在SS版スパロボFをやっている俺が一つずつ言ってやろう。 「EVA」 確かに初号機に限り、ナイフ・装甲・運動性フル改造でそれなりに使える。 だがそれも多大な金を掛けてこそ。そうした所で実質射程1、常に撃墜の危険性があるのは変わらん。 最強武器が踏み込みなのに必中無し、幸運努力無し、しかも宇宙B。そんなユニットは強いとは言わんよ。 「主人公」 他のパイロットと見比べると判るんだが、主人公の能力値ってあまり高くないんだよ。 中盤までならいいが、終盤だと回避0%には出来ないし、必中ないからボスに確実に当てれない。 「オージェ&ウイングガンダム」 記事をよく見ろ。オージェとウイングが倒せないとは書いてない。 開始数話であんな強力な機体が出てくる事が異常 と書いてるだけだ。 「キュベレイ」 脱力三回、挑発、スーパー系の最強武器をまんべんなく強化して初めて撃墜できる。 五日前にその作戦無しでトライしてみたが、見事二機ハマーン様に撃墜されたぞ。 あと、素人目線で見て書くべし。 -- (名無しさん) 2010-03-06 22 21 38 幸運努力なしが弱い判定ならほとんどのユニットが当てはまるし シンジは必要最低限の精神はあるよ。まあ終盤じゃ使われないけど、Fじゃ通用する。 あとキュベレイはそこまで必要ない。死闘と目線で見ろってのはわかるけどさ・・・ リアル主人公もNTあるからそこまで弱くは無い。冷遇云々が言い過ぎってだけなんだけど。わざわざ強調するほどじゃないよ -- (名無しさん) 2010-03-06 22 30 54 死闘と目線ってなんだ、素人目線だったわw まあもうこれ以上は言わない、スマン -- (名無しさん) 2010-03-06 22 31 29 それと、キュベレイ云々だってスーパー系冷遇とも取れるよ だって苦労して倒してもパーツ無しなんだから・・・ -- (名無しさん) 2010-03-06 22 34 02 シンジはFじゃ通用する、改造次第では完結編中盤まで。 でもそこからは修理費が高いだけの的。 リアル主人公もそこまで弱くはないよ。でも終盤だと息切れしてくる。 NTとはいえ能力値がやや低く、集中無しだから避けきれない。分身も確実性に欠けるし… キュベレイのスーパーに系ついては同意。書き足してくるわ。 -- (名無しさん) 2010-03-06 22 47 20 しかし主観だ私怨だとか騒いでる奴って評価が高い、とか人気がある、とかの 客観を装った主観記事にはコロッと騙されるんだよな この手の表現が大嫌いな身としてはなかなか記事が書きづらい -- (名無しさん) 2010-03-06 23 03 06 セガガガの補足が消えてるので復活させた -- (名無しさん) 2010-03-06 23 04 50 ↑書く際にはある程度の評判を知ってないとだめだな。 -- (名無しさん) 2010-03-06 23 11 28 主観だって斬られるのって大抵否定的な意見だよな 称賛はまず主観扱いされない 何故か -- (名無しさん) 2010-03-06 23 27 02 名作に移された某8も無駄な要素は一切無いだの最高傑作と呼ばれてもおかしくないだの 結局あれな記述まみれになってた -- (名無しさん) 2010-03-06 23 29 38 FF1・2Aは積極的に絶賛される事は少ない割に 批判すると噛み付かれるという点では地雷のようなゲームだな 456Aをこき下ろすための当て付けで持ち上げられてるのは分かるけどさ -- (名無しさん) 2010-03-06 23 40 47 >称賛はまず主観扱いされない お国柄の問題もあると思うな、批判意見に打たれ弱いんだと思う 宮本茂も言ってたけどゲーム業界は打たれ強くないとやっていけない言ってたし だからといって難しいからクソってのはアホなだけだけどね アビスも最初は良作まとめWikiに記事作られたけどこっちに移った経歴があったな アビス信者はテイルズファンの間でもかなり怖いから今のアビスの記事が荒れないのでほっとしている -- (名無しさん) 2010-03-07 00 24 31 賞賛ばかりも胡散臭いし、批判ばかりでもやっぱり『あなたがそう思っただけでしょ?』って事になるんじゃ? 結局はバランスが大事って事じゃないか?レビューサイトなんかでもそうだけどやっぱり良い所が特にない、 でも悪い所はズラズラ…ってのはやっぱり参考にしずらい。 かと言ってその逆だと今度は胡散臭くて信用に値しない。 ましてやそのゲームを知らない人間が見る事もあるwikiだからやっぱり気を使わざるを得ないね。 -- (名無しさん) 2010-03-07 00 28 11 クソゲーwikiなのに長所のないクソゲーほど記事を作りづらいという事になるな 信者でも長所を挙げられない物をどうやって書けと -- (名無しさん) 2010-03-07 00 39 42 チートでしか出てこない隠しデータの話を、記事に書く意味あるのか?>セガガガ -- (名無しさん) 2010-03-07 02 02 05 ↑積極的にクソ要素として書かれているわけじゃないんだし、別にいいんじゃね? 記事の中でも補足・余談扱いだし。 -- (名無しさん) 2010-03-07 02 44 02 スパロボFの項目編集した人はなんであんなに偉そうなんだ。 意見箱を活用しろ、って命令するほど現存の記事が完璧な記事でもあるまいに。 とりあえずココで言わせてもらうが、ケフィア云々は本編無関係のネタな上にセンスない。ウィットの乏しい記事に思われるから削除すべき。 命中回避に関しては技能補正前提でバランスが組まれているという文言に修正したほうがよいと思う。(NT以外にも命中回避に補正をかける技能はあるから) 難易度に関しては改造や育成の仕方によって大きくブレるから、改訂したい。 あとは当時の基準(F完までのスパロボ)で考える記事を追加ないし改訂したいのですがいかがでしょうか。編集者 様 -- (名無しさん) 2010-03-07 02 49 20 FFの記事だったら間違いなく信者が発狂して凍結依頼されてるレベルだな やっぱりFFだけは特別なんだなあ -- (名無しさん) 2010-03-07 03 24 20 ↑6 むしろ取ってつけたような擁護意見なんていらん 変に擁護した結果DSシレンとFF4の記事がおかしくなったんじゃねーか -- (名無しさん) 2010-03-07 04 29 46 FF4は自分がクリアできないからクソゲーとかそんな水準の言い掛かりで暴れるアンチが本当に凄かったね 主観とか私怨とかそんなチャチな物じゃない狂気を感じたよ -- (名無しさん) 2010-03-07 04 56 42 ↑×4、そんな言い方してるお前も同類だと思うぞ -- (名無しさん) 2010-03-07 05 33 07 裁定変更のときに作り直された記事は読みやすく分かりやすかったな>ff4 信者だかアンチだかが編集するたびにページの質が落ちている気がする -- (名無しさん) 2010-03-07 06 05 35 結局、書き方一つでしょ? いくらクソ要素しかないゲームだからって、乱暴な言葉遣いでただ書き殴って良いかってのは違うと思うし、 変に庇えば余計にボロが出るのも当然だしね。 同じ内容でも書き方一つで全然見方が違うでしょ。 『○○はクソ!』とだけ書かれたらどうしたって私怨丸出しとか主観にしか思えんよ。 少なくとも読み手が納得出来る『~だから○○は批判されている』みたいなのはいくらクソ要素しかないゲームでも書けると思う。 それ無しに『○○がダメ』『××が酷い』みたいな書き方されたらそりゃ主観とか私怨って片付けられて当然だよ。 だから無闇に記事をいじれないんだけどね、俺は。(そう言うのが自分には難しいって解ってるだけに…) -- (名無しさん) 2010-03-07 08 53 44 スパロボFについて、場違いだが質問させてくれ。 HP4700・装甲900・気力80・リペアキット装備のボスボロットに、 気力110・射撃値191で攻撃力2800のハイメガをぶちかましたら、 何故かバリアのエフェクトが出て3097しかダメージを与えられなかった。 何故だろう?ちなみに再現性100%だ。 -- (名無しさん) 2010-03-07 09 18 10 書き方についてはもちろん気をつけてるんだけど FF12Aは普段そんなに大絶賛されてる訳でもないという油断があって 他の記事と同程度の表現であそこまでキレられる事はちょっと想像できなかった。 たしかに事実を詳細に書くよりも要点を曖昧にボカして 「○○と評価されている」という客観ぶったまとめを書いたほうが リテラシーのない子に公平な記事だと思い込ませやすいのは分かるんですけど 個人的にはあまり多用したくない手法ですね。 -- (名無しさん) 2010-03-07 09 43 08 記事自体が見られなくされてるから何とも言えん ここも不特定多数が書き込むけど結局は個人サイトだから 方針に相違があれば自分で気に入る場を作っては -- (名無しさん) 2010-03-07 10 56 49 ↑ボスの目の前にビームコート持ちの機体いるとかそんな落ちじゃない? うろ覚えですまないがたしかATFみたいなバリアあると後ろの機体もガードするはず いない、そんな機能ないというならごめん -- (名無しさん) 2010-03-07 15 33 56 とりあえずFの項目書き換えたけどもういいかなこれで ケフィアですとかつまらん上に逆シャアのBGMが改悪だの VIOLENT BATTLEが高評価だの完全に嘘ついてるし(どっちも賛否ある) コウとかわざわざ書くほどじゃないだろ。自爆要因とか -- (名無しさん) 2010-03-07 16 01 50 宇宙スペースNo.1なのに宇宙Bの件はくだらないから書いてないの? -- (名無しさん) 2010-03-07 16 12 32 ↑×2、なんでコウの項目勝手に消したん? 主役なのにあそこまで冷遇されてる参戦作品なんて他にないぞ? とりあえず戻しとく。 ↑それは書かないと駄目だな。 -- (名無しさん) 2010-03-07 16 17 42 というか、まず対話しろって要求はこの上なくまともだぞ? 何様もクソもあるかい -- (名無しさん) 2010-03-07 16 24 00 Fもそうだが、記事を面白おかしいく書こうとしてるのがいるな。ヴァルケンの記事はつまらん -- (名無しさん) 2010-03-07 16 28 38 俺の書いたのかってに編集しないでまず意見箱で書け! これのどこがまともな要求なんだよ -- (名無しさん) 2010-03-07 16 39 00 ヴァルケンの記事なんだありゃ? 一応復元したけど面白くしようとして滑ってるのがわかってないのか? -- (名無しさん) 2010-03-07 16 41 01 そもそもなんでYOUTUBEの動画貼ってるのに わざわざニコニコのに貼り替えてるんだ? アレで十分だったのにあんなに貼るとか、宣伝としか思えんぞ。 しかも大文字で面白くしようとして逆に強調しすぎてウザイ。 -- (名無しさん) 2010-03-07 16 43 06 ↑×3、いや大幅な削除をする場合、意見箱で意見を聞くのは当たり前じゃね? まあ言い方にも問題があっただろうけどさ・・・ 喧嘩腰はいかんよ -- (名無しさん) 2010-03-07 16 45 30 面白く書こうとするのも別にいいじゃん。 欠点書きまくって殺伐とするよりはマシだよ。 -- (名無しさん) 2010-03-07 16 46 41 それが面白ければいいんだよ 思いっきり滑ってるんだよ。ケフィアだのお値段は!!だの。 -- (名無しさん) 2010-03-07 16 49 00 それは自分勝手な意見だよ。自分が気に入らないからって削除するのは荒らしと同等の行為だよ。 -- (名無しさん) 2010-03-07 16 52 02 バカゲーならともかく、それ以外なら妙なウケ狙いの文章はいらねえな。 つーか、ケフィアってどこが面白いんだろうね? -- (名無しさん) 2010-03-07 16 53 51 脈絡も何もないしな<ケフィア ヴァルケンもそのままでいいのに勝手に弄って面白くなくしてる。 つか、「自分が気に入らないから削除」が荒らしなら 「自分の勝手に面白いと思うように好きに編集してしかも削除を受け付けない」のも荒らし同然だよな。 -- (名無しさん) 2010-03-07 16 56 27 つまらんし滑ってるから削除されてるのに、 「気に入らないから削除するのは荒らし同等の行為!」とかなにそれ -- (名無しさん) 2010-03-07 16 58 37 削除されても必死で復元してるのは荒らしじゃないのか? しつこいぞいい加減。Fで批判されたら今度はヴァルケンに執着かよ。 -- (名無しさん) 2010-03-07 17 02 03 そうじゃなくて、「個人の判断で消すのが駄目」って事。 まずは意見箱でみんなの意見を仰ぐべしって事だよ。 「これは消すべきかな?→意見箱で聞いてみよう」って流れにすればいい。 気に入らないからって削除すりゃ荒らしと思われて当然だろうに。 削除編集する前に一言言えばいいだけの事。 -- (名無しさん) 2010-03-07 17 03 00 その逆が今まさに行われてるのに(意見箱で聞かずに寒いネタを連発) それに関しては荒らしじゃないとでも言うのか? さらに言うとその意見がまかりとおるなら自由に編集できなくなるんだが。 削除は意見を聞かないといけなくて余計な記述は聞かずにドンドンやっていいのか? -- (名無しさん) 2010-03-07 17 06 26 ↑コメントアウトという方法もありますよ。 一時的に消したい文の頭に「//」を付けてみよう。 -- (名無しさん) 2010-03-07 17 09 45 ↑×2、俺が書いた訳じゃないんだから、俺に当たられても困る。 -- (名無しさん) 2010-03-07 17 10 43 あのね、何がいけないって「編集合戦に持ち込むこと」が一番いけないの。 すでに書かれてることをコンセンサス無しに消せば、早晩相手がやり返してくることは目に見えてるでしょ? 一方、今存在してないものを付け加える時にはその記述を気に入らない人がどれだけいるかは予想不可能。 つまり、書くことと消すことはこの問題においては等価ではないのだよ。 というか衝突したら対話なんてマジで常識だから覚えておくれ -- (名無しさん) 2010-03-07 17 11 27 2010-03-07 17 11 27に付け加えると、俺はお前がケフィア消したいといえば賛同したよ。 何か誤解してるかもしれないので言っておくが。 -- (名無しさん) 2010-03-07 17 12 34 スパFは批判というよりネタとして愛されてる部分が結構あるから、面白可笑しく書いてもいいと思うんだけどなあ。 ケフィア云々はさすがにどうかと思ったがそれ以外は結構面白かったんだがなあ…消されてちと残念。 -- (名無しさん) 2010-03-07 17 15 25 賛同したよとか消された今更言われてもな。 ヴァルケンのあの変な煽り文に関してはどうなんだよ。 ネタに走ろうとして見事に滑ってるわけだが -- (名無しさん) 2010-03-07 17 16 28 まぁまぁ、公式サイトじゃないんだから、多少はふざけて書いてもいいじゃないの。 -- (名無しさん) 2010-03-07 17 16 54 今確認したがヴァルケソのあれは さすがに駄目だ。 ちょくちょく挟む分にはいいと思うけど・・・ -- (名無しさん) 2010-03-07 17 18 52 ↑「あれ」ってのは「それでは!! お値段の発表をどうぞ!!」とかのことかな? それだったら同意 -- (名無しさん) 2010-03-07 17 23 29 ↑まさしくそれだ。 それに比べりゃスパFなんて可愛いもんだ(・ω・`) -- (名無しさん) 2010-03-07 17 31 40 たしかに滑りまくりだったな そういや四八にも以前わけわからんこと書いてる奴いたな -- (名無しさん) 2010-03-07 17 38 46 まぁ要は書き方次第だろ。 面白可笑しく書くの、多少なら俺は賛成かな。 -- (名無しさん) 2010-03-07 17 42 47 俺もネタが駄目とは言わんよ 意味不明な滑り芸を披露されるのは困るけど あと今はいないがネタを全削除して 「ふざけないでください」「ちゃんと真面目に書いてください」 とか言って馬鹿丁寧に直すウザイ奴がたまに出てくるから困る -- (名無しさん) 2010-03-07 17 47 10 スパFの回避命中率は書いた方がいい? 経験者は誰もが口を揃えて「Fの命中率は当てにならない」って言うくらいだから、書いた方が いいと思うけど・・・。 -- (名無しさん) 2010-03-07 17 49 18 味方の70%は外れて敵の70%は当たる、みたいな子供の戯言のこと? まあ戯言といいつつ、実際にFの乱数について検証したことはないが… -- (名無しさん) 2010-03-07 18 02 28 FE聖魔の命中数値も結構アテにならんかったような感じがしたけど 何年も前のことだからあまりおぼえてない -- (名無しさん) 2010-03-07 18 06 06 ↑2、実際に今Fをやってるんだが、本当に酷いぞ。 斬り払いLv2でナイフを三回連続回避されたり、50%を八回連続で回避されたり・・・。 信じてはもらえないだろうが、「F」終盤で、カレイツェドの0%がビルバインに ヒットした時は目の前が真っ白になった。 -- (名無しさん) 2010-03-07 18 12 20 いや、起こったことの解釈に異論があるだけで 起こったということに対して嘘だなんて言うつもりはないよ 0%は小数点の切捨てが怪しい 他は所詮確率だからそういうこともある -- (名無しさん) 2010-03-07 18 22 21 で、世の中にはサイコロを作れないプログラマもいるので バグの可能性もなくはないと思う。実際たしかスパロボでもバグがあった作品もあるはず。 ただ記事として載せるには検証がいるかと -- (名無しさん) 2010-03-07 18 23 39 ↑↑↑それって、クイックセーブ&ロードとかで何回もトライするけれど毎回同じ手順で、同じ場面で起こってたりする? もしそうだとしたら乱数保存だとか何だとかで、ちょっと手順を弄らないといけないタイプのトラブルだと思う。 だが、そうでない場合だとしたら…愚痴ってもいいかもわからんね。やってないので何ともいえないけれど。 ちなみに一番下はフロントミッション2で何度も経験したぜ… まぁ、連射武器の複数の攻撃判定内のひとつだったから大事には至らなかったが -- (名無しさん) 2010-03-07 18 24 57 「斬り払いLv2でナイフを三回連続回避」 これはニコニコの某動画での出来事。 暗黒大将軍にEVA零が3ターン連続ナイフ攻撃、そしてすべて斬り払い・・・ やっぱり乱数が狂ってるのかな? 新もαも第四次もここまでひどくはなかったんだけど。 -- (名無しさん) 2010-03-07 18 31 02 切り払いは レベル/16で発生するんだから2でも12.5%と高いんだぞ 連続で切り払われるのはそんなに珍しくない。 -- (名無しさん) 2010-03-07 20 01 02 それを高いといえるのもどうかと思うが ただやっぱり当時は乱数がどこかおかしかったとは思うよ -- (名無しさん) 2010-03-07 20 04 12 FE聖魔の命中数値も結構アテにならんかったような感じがしたけど 聖魔だけでなく、GBAFEは命中率が50%より多いと当りやすく少ないとあたり辛くなる命中率だったはず -- (名無しさん) 2010-03-07 22 17 33 キャプテン★レインボーがここにあるのはらしいというかなんというかw -- (名無しさん) 2010-03-07 22 17 49 ↑↑ そんなんじゃなくて 味方の70以上が頻繁に外れて敵の40以下が結構命中する感じだった -- (名無しさん) 2010-03-07 22 21 01 実際にキャプテンレインボーはつまらなかったからなぁ。 やることがミニゲームくらいしかない上に、そのミニゲームを1日に一回しか遊べないし 大半は移動だけになる虚しい時間を過ごすだけだ。 全然売れなかったのもワゴンになったのも納得の出来。 任天堂のマイナーキャラを集めるっていうコンセプトは面白いんだけどね・・・。 -- (名無しさん) 2010-03-07 23 07 13 ↑ 確かにリトルマックのファンに向けたとはいいがたいしなw 雰囲気ゲーすぎる -- (名無しさん) 2010-03-07 23 09 15 原神堂が関わった 「ウィザードリィ囚われし魂の迷宮」ってどうなったんだろう -- (名無しさん) 2010-03-08 02 51 34 意見箱の過去ログを一つのページにまとめてみたのだがどうだろうか? そんなしょっちゅう過去ログを確認する人はまずいないと思うからあんまり問題はないと思うんだが…。 もし何か不都合があれば元に戻してくれて結構です(前のリンクCOしただけなので)。 -- (名無しさん) 2010-03-08 06 28 03 ↑×5 残念ながらそれはそう感じるだけとしか言いようがない。 数打てば当たるの言葉通り、敵の方が圧倒的に多いんだから仕方ない。 -- (名無しさん) 2010-03-08 11 23 20 株式会社シングを消滅リストに追加だクソッ!! -- (名無しさん) 2010-03-08 14 48 42 アナザーコードやウィッシュルームの会社だったよな -- (名無しさん) 2010-03-08 14 53 38 「ウィザードリィ囚われし魂の迷宮」 シナリオの異常なまでの薄さ、クエストの少なさ(DLC有り・主人公クエ除いて13個)、ダンジョンの少なさ(10階までの迷宮2つだけ)が目立つガッカリゲー。 キャラ絵がとっつきやすく、値段が2000円だからそんなに文句は言われていないが。 個人的にはフルプライスでいいからBUSIN並みのものを作れと言いたかった…。 -- (名無しさん) 2010-03-08 16 24 07 ↑極論するとWizはダンジョン潜る→レアアイテム入手してキャラ強化→ダンジョン潜る(以下ループ)の作業を楽しむゲームだから、シナリオ云々は仕方が無いのかも。 全体のボリュームが少なくてやることがすぐ無くなるのは2000円だとしても問題だと思うが。 -- (名無しさん) 2010-03-08 17 59 35 ウィズにシナリオがない!とか言われてもな… それ以外は問題だが。ダンジョンの少なさとか酷いな -- (名無しさん) 2010-03-08 18 09 37 原神が寄生してるなら仕方ない -- (名無しさん) 2010-03-08 18 26 31 スパロボFの記事の版権紹介ポケ戦とGガンを忘れてるな。 -- (名無しさん) 2010-03-08 20 53 54 結局F完で文句なしのエースユニットって何さ ゴッドガンダム? -- (名無しさん) 2010-03-08 21 35 14 まあ、欠点の無いユニットなんていないほうがバランスが取れてるのかもしれないけど -- (名無しさん) 2010-03-08 21 35 56 7の長所に3の短所が理想的だな。 Fの場合はそれが逆になっている。 -- (名無しさん) 2010-03-08 21 51 14 スパロボF、えらい勢いで編集されるな。 おまえらそんなに好きなのかwww -- (名無しさん) 2010-03-08 22 15 36 残念ながら俺はFを最高傑作と信じて疑わなかった口だ…。 そのせいでZのキャラ辞典を必要以上にディスって申し訳ない。 -- (名無しさん) 2010-03-08 22 35 38 あんまりな書かれ方されてたので、ときメモ3編集してみた。 ……悪いとこばっかじゃないんだぜ?気が早すぎただけ……と信じたい。 -- (名無しさん) 2010-03-08 22 55 59 ↑2 俺はFを最高傑作だとはこれっぽっちも思ってない。 でも 一番好きなスパロボ だな。 バグも命中回避率もスタメン落ちも高難度も、今ではいい思い出。 ちなみに、二番目に好きなスパロボは新だ。 -- (名無しさん) 2010-03-08 22 57 26 けどさすがにF、書きすぎじゃないか? Gガンだって気力130超えないとってあるけどそれスーパーロボット全部そうだし 超えたら明鏡止水+ゴッドの性能で鬼のような強さだし、そこまで書くほどか? 新スパのときみたいに宇宙人だとかそういうのはないし、一応は原作再現も出来ててデモも多い作品なんだから -- (名無しさん) 2010-03-08 23 14 41 Gガンの項目は別になくてもいいかもね。 武器の改造ができないって欠点はあるけど、それでも恵まれたユニットだし。 残すなら、もう少し良く書くべきかも。 -- (名無しさん) 2010-03-08 23 24 11 つか冒頭のニコ動、あの書き方じゃ そこに書いてるのは冷遇作品だけに見えるぞ。優遇・冷遇作品って書いてるのに。 一応COしたけど実際いるか?あの動画のリンク -- (名無しさん) 2010-03-08 23 34 09 あとしつこいくらいダイターンやGガンに幸運努力がないから ボスキラーになりえないってさ・・・ もうF完になったらそんな余裕ほとんどなくなるって。 そもそもこの2作はそれを捨てて気合や熱血とかに特化してるわけなんだから。 -- (名無しさん) 2010-03-08 23 36 04 Gガンを恵まれてるっぽく加筆修正してみた。 -- (名無しさん) 2010-03-09 00 15 36 空気読まないで申し訳ないのだけど、 何か最近ガッカリゲーと微妙リメイクの境界が曖昧になってるような。 微妙リメイクも結局は単体で見ればアレだけど…って要素がある訳で。 ガッカリゲーの中にも結構そう言うのがあってどうなんだろうって思うんだよね。 リメイクのガッカリは一律微妙リメイクに振るとかした方が良いのかも知れないね。 ああ、あくまで提案なんで流して貰って全然構わないんだけどね…なんとなく。 -- (名無しさん) 2010-03-09 00 18 18 Fの優遇冷遇について、NTの出てくるガンダムとゲッター以外は網羅されてる気がするんだが気のせい? -- (名無しさん) 2010-03-09 00 25 57 ゲッターは優遇されてない。真ゲッター1だけが優遇されてるんだ -- (名無しさん) 2010-03-09 00 30 38 極端に冷遇も優遇されてないやつ(コンVとダンクーガとか)は削ろうかしら。 あとゴーショーグンは機体の弱さ以上に存在感の希薄化が洒落にならん酷さでは。 -- (名無しさん) 2010-03-09 00 33 18 ↑ダンクーガは優遇に、大胆さんはCOで保留にした。 コンVは個人的に、精神タンクと夢バグ要員 -- (名無しさん) 2010-03-09 00 45 45 2ch用語使わずに真面目な説明にしてほしいな。 -- (名無しさん) 2010-03-09 09 30 13 ↑(ryぐらいはいいんじゃない? -- (名無しさん) 2010-03-09 10 02 12 今58話まで来た。 運動性フル改造+サイコフレームのビルバインだが、集中使っても回避0にならないから怖い。 あと、なんでZZの運動性初期値が95しかないんだ(`・ω・´) -- (名無しさん) 2010-03-09 13 25 45 最終ルートは? -- (名無しさん) 2010-03-09 13 29 14 ↑↑日記は余所でやってくれないか。 過去のゲームを今やってる感想で埋め尽くすのはダメだろ。 -- (名無しさん) 2010-03-09 13 34 44 ↑×2、データ二つ取って両方行くつもり ↑、記事書くためにやってるんだが、悪いのかい? -- (名無しさん) 2010-03-09 13 38 53 依頼まとめの画像部分がキモかったんで削った 画像チョイスが場末の三次系エロサイトみたいだったし -- (名無しさん) 2010-03-09 14 09 35 ↑↑記事書くためにやってるとしてもそのことを意見箱に書く必要ないだろうに。 取りようによっちゃあ「このためにわざわざプレイした俺の記事を必ず残せよ」とアピールしてるだけに見える。 ケフィアみたいな残念編集が最近あったばかりだし、この期に及んで恣意的な編集はイラン。 -- (名無しさん) 2010-03-09 15 56 34 おいおい、たかがちょっと書いただけなのにそんな言い方しなくてもいいだろ? ここはお前が作ったサイトなのか?違うだろ。 アピールしてるだけに見えるとか、勘ぐりすぎにもほどがあるぞ -- (名無しさん) 2010-03-09 16 16 26 記事のためにわざわざしてくれてるんだから、どちらかと言えば感謝し、参考にすべき意見じゃないのかい? 少しは言葉を選ぼうぜ -- (名無しさん) 2010-03-09 16 18 26 まともな記事ならなんでもいいだろ(´∀`)ケンカスンナ ケフィアみたいなマジで寒いネタ入れなきゃ誰も気にしないよ。 -- (名無しさん) 2010-03-09 16 28 55 べつに指摘されたら謝って引っ込めば済む事じゃん ここで開き直るような奴の記事なんて読むに堪えない自己主張の塊だろう -- (名無しさん) 2010-03-09 16 37 00 とりあえず、やってみて思った事は、 ZZは冷遇リストに載せてもいいかも EVAは宇宙行くまでなら、適切な改造施せばそれなりに使える ビルバインは宇宙どころか中盤地上ですでに苦しい これからどんどん増えていくけど、ざっと見てこんな感じ。 ちょっと編集してくる -- (名無しさん) 2010-03-09 16 39 11 なんか四八の項目に繋がらないんだが。 -- (名無しさん) 2010-03-09 16 57 41 あれ、なんで? -- (名無しさん) 2010-03-09 17 03 09 意見箱/過去ログ21
https://w.atwiki.jp/keroro00innovator/pages/4556.html
ROB THE FRONTIER ROB THE FRONTIER アーティスト UVERworld 発売日 2019年10月16日 レーベル SMR CDデイリー最高順位 1位(2019年10月16日) 週間最高順位 1位(2019年10月22日) 月間最高順位 3位(2019年10月) 年間最高順位 45位(2019年) 初動総合売上 28719 累計総合売上 40253 週間1位 収録内容 曲名 タイアップ 視聴 1 ROB THE FRONTIER 七つの大罪 神々の逆鱗 OP 2 Touch off 3 0 choir 4 ConneQt CD/総合ランキング 週 月日 CDシングル 総合シングル 順位 週/月間枚数 累計枚数 順位 週/月間枚数 累計枚数 1 10/22 1 23030 23030 1 28719 28719 2 10/29 10 2969 25999 11 4450 33168 3 11/5 17 1159 27158 25 2097 35265 2019年10月 1 27158 27158 3 35265 35265 4 11/12 20 701 27859 25 1224 36488 5 11/19 14 1123 28281 16 1787 37574 6 11/26 288 28569 288 34258 7 12/3 287 28856 287 34545 2019年11月 48 1698 28856 58 1698 34545 8 12/10 397 29253 397 36422 9 12/17 209 29462 209 36631 10 12/24 143 29605 143 37712 11 20/1/7 105 29710 105 37817 2019年12月 854 29710 64 854 37817 19Y 2104 40253 配信ランキング ROB THE FRONTIER 週 月日 デジタルシングル 順位 週/月間DL数 累計DL数 1 10/22 5 10144 10144 2 10/29 16 3701 13845 3 11/5 2104 15949 2019年10月 13 15949 15949 4 11/12 1306 17255 5 11/19 1660 18915 七つの大罪 OP 前作戒めの復活 神々の逆鱗 次作 雨が降るから虹が出るスカイピース ROB THE FRONTIER 関連CD Regeneration Touch off
https://w.atwiki.jp/kotye/pages/675.html
2015年総評案3 大賞 戦極姫6 ~天下覚醒、新月の煌き~ 2014年のKOTYeは圧倒的戦力を持つクソゲー同士の頂上決戦であった。 課金オンラインゲームという異次元から姿を表した「カスオ」、そしてあらゆる面が弩級のクソさを誇る「チーズ」の激突は記憶に新しい。 結果はオンラインゲームという不確定さに対し、確実なクソさを誇るチーズが大賞に輝きクソゲーとは何かという原点に立ち返る接戦となったのである。 年が明けて2015年、「いかなるデスマーチが待っていようと、我々はクソゲーをなかったことになどしない。かかってきなさい」との決意の下、 修羅の国の住人達は来るべき新たな好敵手に立ち向かうべく万全の態勢を整えていたのであった。 戦いの火蓋は1月から切られる事となった。 真っ先に前線に現れたのは新規ブランドのRegulusが送り込んだ「1/7の魔法使い」(通称 1/7)であった。 本作は魔法学園に通う落ちこぼれの主人公が協力、不屈の意志で世界の危機に立ち向かうというアツい王道な展開…となるはずであった。 グラフィック、音楽、UI等は問題無いにも関わらず本作がクソゲーとされる理由はただ1つ。 「文章力とシナリオが致命的に低レベル」な事である。 魔法の力が劣っている事を戦術で補うとされている主人公は主人公補正による不死属性頼みの猪突猛進脳筋スタイルに終始する。 戦闘は全編「強化魔法で加速して突撃で殴れば良い。」の一点だけで相手と渡り合う。例え描写的にどんなにレベルが上の相手でもこれだけで進んでしまう。 時系列が狂うのは朝飯前で、そのルートで行っていない実績を評価されて昇進する、訓練の日程がコロコロ変わる等なんでも有りだ。 個別ルートの戦闘はどのヒロインと組んでも「大技ドカーン→やったか?→駄目でした」のワンパターン、そもそもヒロインを組む過程もコピペばりのワンパターンと引き出し不足が深刻である。 クソゲー特有の個別ルートに入ると突然性獣と化す変貌っぷりもバッチリだ。 シナリオも超展開を連発しラスボスも瞬殺でアッサリ世界を救ってしまい伏線や設定はバッサリ忘れ去られる。 これらを彩るのは「何だって…!?」「つまり……どういうこと?」を乱発する圧倒的に貧弱な語彙力である。当然没入など不可能である。 シナリオライターの技量一発でクソゲー化してしまった典型例とも言える存在であった。 しかしこんな1/7も哨戒部隊に過ぎなかった。 年明けのKOTYeを席巻すべく登場したのはかつての王者、アーベルソフトウェアの「不条理世界の探偵令嬢 ~秘密のティータイムは花園で~」(通称 不条理探偵)だ。 2011年大賞の「ゾンビの同級生はプリンセス -不死人ディテクティブ-」以来の新作であるが、お得意のミステリー物と言う事もあり大した惨事にはならないと見込まれていた。 しかし修羅の国という不条理な世界は本作を大惨事へと変貌させてしまったのである。 流しプレイで約5時間のシナリオはエロパート、バトルパート、推理パートと分かれているが揃いも揃ってダメダメである。 エロパートは「女の重要人物から情報を得よう→セックスで素直にさせよう→セックス」のループ。 それで得る情報もどうでも良い事や隠し事でも無い事ばかりで何の意味が有ったのか頭が痛くなる。 バトルパートはKOTYeでも屈指の盛り上がらなさを披露する。 探偵たるもの時には格闘もこなすのがお決まりであるが、本作のバトルは演出というものが殆ど無い為驚くほど盛り上がらない。 敵が攻撃をしても「シュッ」「ボカッ」という軽いチープな音が鳴るばかり。地の文で「避けた」「回り込んだ」と淡々と解説。BGMも全く合っていない。 特に致命的なのは絵に動きが全く無い事だろう。差分がほぼ無い上に絵事自体に躍動感という物がまるで無い。画面が揺れたり特殊効果がかかる事もない。 その為銃を蹴り飛ばすシーンや刃物で襲ってくる相手と対峙するシーンでも全く緊張感が欠けている。 さて、本作のメインとされている推理パートだが実際にプレイヤーが推理する事は無い。 と言うのも推理に関わる選択肢は殆ど無く、有っても二択で死ぬか正解かの両極端な投げやり感溢れる物だからである。 だからと言って一本道の推理が見事な訳ではなく、絶頂する事で能力が向上するメインヒロインが弾き出す推理はお子様レベルの発想に過ぎない。 物的証拠無し、単純な消去法で詰めて行ったら勝手に犯人が自爆して判明するだけとミステリーとは何かという不条理極まる結末になってしまう。 さてミステリーの癖にシナリオがクソな本作だが、他の要素も勿論低級である。 立ち絵は一部衣装差分を除き一種類づつの為、レイプされた後だろうとニコニコなヒロインは序の口に過ぎない。 一枚絵には差分が少ないのでバトルパートの貧相化を招き、エロシーンでは状況と全く合わなくなっている。 特にシュールなのは死んだ魚の目をしてると称されるヤル気0な主人公のグラフィックであった。 その他低機能なUI、打ち切りEND、水増しCGモード等クソゲーに必須な要素も兼ね備えた珠玉の一作となっている。 本作はアーベルは時間が経ってもやっぱりアーベルであったと王者の帰還を象徴するかの如き物であった。 2月に入ると4作のクソゲーが名乗りを上げた。 まずはぱれっとの陵辱物ブランドLamiaの「エロ本を捨ててから兄の様子がおかしい」(通称 エロ本)。 妹にエロ本を捨てられ激怒した主人公が復讐の為に妹を盗撮したり陵辱するのが骨子である。 シナリオ自体は和姦ルートが有る等陵辱ゲーとして難が有るものの致命的にぶっ壊れてはいない。 しかし問題なのはCGが異常な事である。 キャラクターの顔はまともなものの、その他の骨格や立体感が破綻をきたしており化物と化している。 アニメーション効果も一部を引き伸ばしてるだけなので「軟体動物」「スライム」と呼ばれる不気味な動きとなってしまっている。 当然陵辱ゲーとして使える訳もないので、ユーザーはエロ本よりこのクソゲーを捨てる事となるであろう。 続いてぷちうさが送る「キシ×カノ」がエントリー。 騎士物という昨年ジュウキシーショックを筆頭に暴れた系譜である事から住人の注目を集めていたが、やはり騎士物のジンクスは克服出来なかった。 「騎士の祭典で優勝して名誉騎士となる」という目的が有るにも関わらず全く活かされておらず、ヒロインと一日中セックスした後なので疲労で負けた等とふざけた展開が繰り広げられる。 その他総じて変態なヒロインと流れ作業の如くデート&セックスをし、取ってつけたようなハーレムルートが有ると全体的に適当感漂う一作となった。 ハーレム繋がりとしてPeasSoftの「毎日がハーレムすぎて王子は姫を決められないっ! 」もエントリー。 十把一絡げなラノベの如きタイトルは完全に詐欺であり、本作にハーレムは無い。 ヒロインが主人公に好意を持つのも個別ルート後な上、複数人プレイも無くサブヒロインのルート等も無い。 ヒロインも揃ってキチガイの領域に達する変態ばかりで、ひたすらつまらない話を圧縮形式で見続ける事となるその様は「面白くないボボボーボ・ボーボボ」と呼ばれた。 せいぜい見どころは肉汁たっぷりのショコラケーキで笑いを誘った程度である。 2月組を締めたのは最早おなじみとなったPotageの「超・秘湯めぐり」(通称 秘湯)であった。 昨年の「ヤリ友ペット欲情生活」から続けてエントリーとなる本作は同じく意図的に作られたクソゲーなのではと思わせる冷気を放っていた。 冷気の源は薄さと相変わらずのパロまみれである。 旅館の中と周辺という限られた舞台で展開する本作は非エロシーンの描写は2~20クリックで一日が終了。エロシーンもコピペパターンで30クリック程度しか無い。 その為2時間足らずでフルコンプ可能というフルプライス作品としては犯罪的な薄さである。 その薄さの中にもライター好みの極寒パロネタを詰め込んでいる。と言うよりそれ以外の文は無いと言って良い。 もっともパロというレベルでも無く単にネットで見かけた表現を徹底的になぞっただけの様な物である。 選択肢一回分の文章が丸々同社製品の宣伝であったりと並の人間が作れる程度の寒さでは無い。 システムもかつての部室の完全流用で不便な上、例の名前入力バグも使える等全く改善が見られない。 同ブランド系列で毎回名前を変えるライターの謎と合わせてPotageの闇の深さには背筋が凍る思いである。 3月に入ると昨年の「Knight&Princess」に続き、縁 -yukari-の「影狼」がエントリーした。 最近やたらと見かける人狼ゲーム物の本作だが、人狼ゲームの肝である巧妙な駆け引きは完全カット。 人狼サイドの主人公に対し馬鹿な村人達が勝手に自爆して勝ち確と緊張感の欠片もない。 7日後に発売されたアトリエさくら Team.NTRの「繋がらない携帯電話 ~ただいま他の男とめちゃめちゃセックス中~」もあえなくエントリー。 作中のエロシーンの殆どが主人公の妄想かただのレイプとNTR要素を完全放棄。 終いには寝とり要因と思われたイケメン友人が実は主人公のケツを狙うゲイであったと一体何を狙って作ったのか全く分からない物となっていた。 3月はこんな物かと一息つく住人であったが、春の風に乗ってやって来る見覚えの有る黒船が襲来し平穏は崩れ去る。 その黒船こそげーせん18の「戦極姫6~天下覚醒、新月の煌き~」(通称;姫6)である。 時は2008年、KOTYe初年度に膨大なバグ、低質なグラフィック、壊滅的なSLGパートを引っさげかのアイ惨と対峙したがあえなく敗れ去ったあの「戦極姫」の6代目当主である。 敗れたものの遠征先の本家KOTY、携帯ゲーム版KOTYに移植作で参戦し、コンシューマとの格の違いを見せつけ二冠王に輝いた伝説のクソゲーだ。 しかし初代こそ伝説級のクソゲーであったが、シリーズを重ねる毎に着実に進歩を重ね、5に至る頃には十分遊べる領域に達し、ガッチリと固定ファンを掴むレベルとなっていた。 その為もう二度とKOTYeの土を踏む事は無いであろうと既に修羅の国では過去の人となっていたが、何を思ったのかその末裔が再び乱世に舞い降りたのである。 何故?と訝しむ住人であったが、ある一人の男こそが全ての元凶であった。 その名も「榊 月冴」(さかき つかさ)。彼こそが再び姫を修羅の国へと誘った張本人であった。 戦極姫シリーズは初代より「天城 颯馬」(あまぎ そうま)が歴代主人公を務めており、知略を活かした軍師として姫武将に仕える事でシナリオが展開されていた。 しかし流石に6代目ともなると製作陣もマンネリ化を感じたのか、ダブル主人公として別なタイプの主人公を投入したのである。それこそが月冴であった。 彼は颯馬とは逆に武術が売りのタイプとされており、見かけも常識人的な颯馬と対照的に風来坊的な意匠にする等マンネリ打破の手段としては頷ける物があった。 では何故それが問題なのか。結論から言えば彼がゲスの極みだからである。 まず余りにも性欲が強すぎるのだ。ヒロインを見ればセックスする事しか考えず、ヤってしまえば後は使い捨て。抱いたヒロインの顔も忘れる始末。 口八丁手八丁で相手の無知や隙に付け込み次々とヒロインを食い荒らす様は質の悪いホストの様である。 これだけでも十分致命的なのだが、更なる悲劇はヒロイン達の知能レベルが彼と同等に引き下げられてしまった事であった。 具体的な理由を明示せず「不思議な魅力がある」という説明だけでベタ惚れし、その理由が棒姉妹のヒロイン同士で納得されてしまう。 惚れ込むトドメが殆どの場合「月冴の作る飯がうまい→素敵!抱いて!」というワンパターンで統一されている為、「月冴が媚薬を盛っているのでは?」「媚薬飯」等と揶揄された。 この結果招いたのはシリーズ通して出ているヒロイン達が過去作で身持ちが固かろうとなんだろうと喜々として股を開いていくシリーズファン程血を吐く惨劇であった。 こうなると常識人の颯馬に救いを求めたくなるが、ダブル主人公にも関わらず颯馬で攻略出来るヒロインはごく僅かしか無く、殆どが月冴専用という追撃が待ち構えている。 結果的に月冴専用のヒロインは大きく株を下げ、颯馬専用ヒロインは相対的に株が上がるという珍妙な事態となったのである。 エロ以外でも月冴のヘイトは留まる事を知らない。 かつてレイプ魔だったが「まな」という女性に有って以来更生し、以後まなが生活の中心だと言っているのにも関わらず肝心なまなは空気という設定の薄っぺらさも完備。 武が自慢との売りであるのにいつの間にか知略もバッチリなチート性能になり、颯馬との合戦では突如舞空術を披露し本陣に殴りこんでアッサリ勝利と所謂「最低オリ主SS」のテンプレを なぞるかの如きやりたい放題さも嫌悪感に一層の拍車をかけた。 当然ながらシリーズファンを含むユーザーは激怒、メーカーに多くの苦情が舞い込む事となった。 その証左として公式で「月冴については否の意見が多かった」と明言、更にパワーアップキットとなる遊戯強化版では月冴は無かった事にして颯馬の新シナリオだけ追加される事となった。 この時点でシリーズを重ねる毎に良くなる法則は崩れているが、本作は肝であるSLG部分も大幅劣化されていた。 そもそも天下統一を目指すのが目的であるのに殆どのルートでは途中で打ち切りENDとなる。 ゲームバランスも元々鉄砲を集めてゴリ押し等の作業感ある内容なのはシリーズ恒例であるが、本作では部隊を率いる武将の能力が高ければ圧倒的な兵数差があろうと覆せるようになり 「レベルを上げて物理で殴ればいい」のスベリオン理論も会得した。本家への遠征で多くの事を学んできたようである。 シリーズ恒例の仕様となりいちいち槍玉に挙がる事も少なくなっていた要素のCGのクォリティが非常に極端な事も引き継いでいる。 担当によっては初代にも匹敵する低クォリティなCGはこの慣例を知らない者には驚愕であろう事は想像に難くない。 かように実に7年越しの姫は先祖の無念を晴らそうと修羅の国統一へと乗り出した。姫6とそれを操る月冴の恐怖は瞬く間に住人に広まり、通年で話題となるのであった。 このまま姫6の天下統一事業が進むかと思われたが、そうは行かない。5月にはなんと9つの群雄が姫6に負けじと覇を唱えるべく出陣する。 まずはWHITESOFTの「猫撫ディストーション恋愛事象のデッドエンド」(通称 猫撫デッド)が戦端を開く。 昨年「ギャングスタ・アルカディア」で盛大な原画詐欺とペラペラボリュームで多くのユーザーを釣ったWHITESOFTだが、再び謀略を披露せんとの企みを抱いていた。 本作は同メーカーの「猫撫ディストーション」のファンディスクである…が生まれが特殊であり、修羅の国でも珍しいクラウドファンディングで集めた資金を元に作製されている。 2014年1月に最初の発表があり、最終的には2015年5月に目標金額120万円の300%強を達成した事でめでたくリリースされた。 投資したユーザー達は早速成果物を確認するが、そこに待ち構えていたのはCG5枚、合計20クリック以下のエロシーン2回という損失確定報告であった。 挙句の果てにはスタッフロールで流れる投資者の名前を間違えるとうチョンボもやらかす。 記念碑として残るはずのスタッフロールが薄さと合わせてとんだ公開処刑となってしまい、あえなくWHITESOFTの謀略は2年連続で成功してしまったのであった。 続いて到着したのはくらむちゃうだーの「裏技スペクトラム 」である。 フルプライスなのにインストール容量1GB未満と掴みはバッチリ。 「このテンションと内容に君はついて来れるか!?」との煽り文句でお送りするシナリオは秘湯ばりの薄ら寒いパロとギャグテイストで、きっちり読んでも10時間足らずだ。 「深夜のテンションで書いた作品」と称されるバカバカしさには住人も付いて行く事は不可能であった。 住人に折檻を加えるべく現れたのはアーベル系列のRed Rebelによる「JK聖女淫罰~穢れし肢体への裁き~」だ。 本作は学園と魔女裁判の要素を組み合わせ、魔女の疑いがかかっているヒロインを残虐な拷問を加えるリョナゲーチックな宣伝であった。 しかし実際には制度がハッキリせず、魔女だと何なのかもよく分からないまま手足を切断されるヒロイン、快楽を与える拷問の内容がイマラチオ、 特に動き回っている訳でも無いのにすぐに疲れ果てて動けなくなる拷問官の主人公と何もかもが中途半端。 同じくニッチ層狙いのいちゃらぶ堂による「女の子はドSな変態でできている」(通称 ドS)もやはり爆死。 ドSとは何かを全くライターが理解しておらず、「クズ」「ゴミ」「強姦魔」と言葉責めにもならない低級な暴言をBOTの如く繰り返すヒロイン、 しかもそのヒロインの好感度が何の説明もなく最初からMAXでエロシーンともなればすぐにデレデレしだす。 逆に主人公はエロシーンではAV男優並の言葉責めと変態プレイで猛烈にヒロインを責める。 結果、ヒロインが「私よりあなたの方がドS」と認める完全なタイトル詐欺、ジャンル詐欺となった。 ユーザーが見たい物は変態でドSなヒロインであって、変態でドSな野郎では断じて無い。 グラフィックも低質な塗りや変な構図、ただのサラリーマンにしか見えない主人公と何もかもが低質である。 先のJK聖女淫罰と合わせ、やはりニッチ層向けエロゲーはクソゲー率が高い事を再確認させるのであった。 5月のクソゲーラッシュはまだまだ続く。 2013年にエントリーしたGLaceの新作「恋魂」もエントリー。 リアル中学生の妄想の様な痛々しいネーミングの設定だらけでユーザーの気力をゴリゴリ削る。 その設定の元繰り広げられる厨二バトルは絶対服従のギアスを持つちびっ娘、時を加速させたの様な超スピード機動を見せるクーデレ、超パワーを持つマッチョマン相手に チート性能と卑怯な手で主人公が乗り切る脱力クォリティ。 その主人公も言動がただの馬鹿ヤンキーで不快感の塊と何もいい所は無い。その様は「キルラキルを真似て失敗した」と揶揄された。 加えて初期バージョンでは半分のルートが進行不可であり、その分のエロシーンで使う画像が未収録であった為、回想モードでかのアイ惨を思い出す真っ黒背景エロシーンが蘇った。 その他回想シーンで見れる内容が本編中に無い内容、五角形もまともに描けない等絵のクォリティも適当で2年越しのエントリーでも変わらず未成長である事を魅せつけた。 同じく2年越しの参戦となったのは「淫獄痴漢列車」を放ったBLACKRAINBOWの「麻雀バトルヒロインズ 」である。 高性能バトルスーツでの格闘大会が舞台なのに何故か戦いは麻雀で進行、エロシーン以外の描写が殆ど無い為何の話なのかも把握困難な出来となっている。 2年どころか3ヶ月だと続いたのは2月にエントリーを果たしたPeasSoft の「中二病な彼女の恋愛方程式(ラブイクエイション) 」だ。 某中二病アニメのモロパクリである事を隠す様子も無い態度は天晴れであるが、その品質はさっぱりであった。 絵は非常に高クォリティで、シナリオも短めではあるが中二病ヒロインの魅力を引き出せている。では何が問題なのか。 答えはバグである。 本作は吉里吉里という枯れた技術と言ってもいい実績あるエンジンを使用しているにも関わらず、しょっちゅうバグって強制終了してしまうのである。 しかも落ちるとセーブデータが破損しロード不可になったり、共通セーブデータも破損して削除しないと起動不能になる重篤な物である。 その為安全に進めるにはバックアップを取りながらのプレイを強いられる。 当初は環境依存のバグと言い張っていたメーカーであったが、後にエンジン毎更新するギガパッチを配布。しかしそれでも細かいバグは多数残り、 有志開発のパッチ(数十KB)の方がちゃんと動くという何とも情けない結末となった。 スタッフロールの「デバッグ Peassoft all staff」とは一体何だったのかと問い詰めたい所である。 他にも盗撮がテーマのくろにゃんによる「妹盗撮~自宅ストーカー~」は殆ど中身の無いシナリオとエロ描写が足りない事でエントリーを果たした。 しかし5月発売組の中で最も注目を集めていたのはなんと言ってもコイツである。 Insyncの「妄想コンプリート! 」(通称 毛根)だ。 Insyncは一応新規メーカーとの触れ込みであるが、その正体こそはかつてイラッシャイマセーで一世を風靡した「逃避行」、年末の問題作「雛遺書」を生み出したEx-iTが名前を変えただけである。 当初は2014年秋の発売予定であったが、当然の如く延期を繰り返した。このままではいつ発売に漕ぎ着けるのかとの疑念が広がる中、急展開が起きた。 なんとしびれを切らした流通サイドが強行介入し、製作を仕切り始めたのである。 その様子は定期的に進捗状況報告書というpdfファイルで公開され、Ex-iTは首輪を繋がれる事となってしまった。 進捗状況報告書に踊る「シナリオは未完成」「デバッグ進捗0%」という衝撃的な字面はEx-iTの脅威を思い出させ、住人は期待に震えた。 その甲斐もあり5月末に一応発売された本作だったが、このような製作体制でまともな内容を望めるべくも無く、やはりズタズタであった。 本作は主人公がヒロインと共有する夢についての話が主軸のはずなのだが、突貫工事のせいでちぐはぐで意味不明な物となっている。 ヒロインの出自等の設定は場面毎にコロコロ変わり、夢の謎を追う為に結成した未来予知部なる部活は個別ルートに入ると解散となるので1、2日しか存続しない。 夢の内容も伏線的な物が含まれるにも関わらず最後までぶん投げのままと明らかに発売に間に合わせる為カットした事がうかがい知れる。 特に意味不明なのがトゥルールートで、何の伏線も無いのに突如「主人公が実は主人公では無い別人」「実はループ物で主人公はぬいぐるみに転生」と全く理解が追いつかずユーザーのヒューズは吹っ飛んでしまう。 シナリオ以外もボイスと文が合っていない、選択肢が1つしか無い選択画面、サブヒロインルートが本来有った事を匂わせる無意味な選択肢、女の子の顔以外のグラフィックが適当で 男の顔はベタ塗り、トラックはホバー移動しているとあらゆる面が適当クォリティに仕上がっている。 しかし幸い逃避行や雛遺書の様な重篤なバグは発生しない為、流通による首輪は一定の効果が有った事は間違いない。 フリーザ級の襲来に住人は備えていたが、実際に襲来したのはナッパ級であったと住人達は安堵の表情を浮かべるのであった。 合計9作のエントリーラッシュに流石の住民達もくたびれ果てたが、その後夏の間は新たに2作がエントリーするにとどまった。 7月にインターハートの「淫らな魔法使いと救性主」(通称 救性)が調教SLGと銘打ち登場。 しかしSLGパートはテキストのみでの進行でゲーム性は皆無、調教もヒロインへの魔力供給の名義で行われるほのぼの調教、時には立場逆転でヒロインが責めると調教物としては失格であった。 CGと回想の多くがリプレイ出来無いという致命的な欠陥も有り、抜きゲーにもならず消え去る事となった。 8月にはMieiから「人妻公然恥辱電車~携帯一つでお触り即ハメし放題他人の妻を粘着種付け寝とり~」が登場。 256MBの容量に詰まっている物は強制わいせつと痴漢の区別が付かない適当シナリオ、差分が少ない微妙クォリティの残念な結果だった。 ただしヒロインの見た目と声は良いとされ一応見どころも有る駄ゲー程度に落ち着いた。 夏も終わりを迎える9月になると今年2作目の騎士物が現れた。 あかべぇそふとすりぃの「聖騎士Melty☆Lovers」(通称 聖騎士)である。 昨年ジュウキシーショックを引き起こした「銃騎士」のお詫び補填作品として製作された本作は通常販売の他、銃騎士のディスクを送りつける事で交換でも貰える珍しい事情を抱えている。 さて、内容は勿論クソである。 相変わらず騎士設定の意義が見いだせない超展開シナリオではあるものの、銃騎士の寒い文体はオミットに成功している。 絵だけは良いという本来銃騎士に課せられていた最低限のハードルのみはクリアした為、幸か不幸か銃騎士の再来とは成らなかった。 10月発売のシミュレーションRPGであるETERNALの「剣聖機アルファライド」も登場。 10ヶ月の延期、ライターの実績に疑問、ダブル主人公というなにやら不吉な様子に住民からそこそこ注目を集めていた。 蓋を開けると売り文句であったユニット同士に合体による強化要素も実際には合体しない方が強いという仕様、Unity使用のせいでフリーズ発生とやはり駄目な子であったが 飛び抜けたクソさに欠けていた為住人の期待には応えられなかった。 さて2015年の年内エントリーは以上である。今年は年末の魔物が現れる事は無かった。 しかし検証が進まぬ為未だにエントリーが果たされていない注目作もあり住人達の間には燻りが残っていた。 年明けの1月にこれらの検証は進み、3作が追加でエントリーを果たした。 まずはTRYSET MADの「ANOTHER POSSIBILITY」(通称 アナポ)。 主人公が記憶喪失から36時間で回復する合間に初対面のヒロインが突如オナニーを始める等の苦笑物のバカバカしいシナリオが展開する。 攻略対象ヒロインの内3人が実妹、実母、実の娘と倫理観など何処吹く風である。 エロシーンもかの「ずっぷ」リスペクトのコピペであり「う゛ッ!」で射精するパターンを「う゛ッ!?」「う゛ッ!!?」「う゛ッ!!」とアレンジする様子は 「絶対に笑ってはいけないエロシーン」と呼ばれた。 Empressが6月に発売していた「ClosedGAME」も2011年以来のエントリーとして参戦。 SF風な世界を舞台に上級市民が下級市民をデスゲームへと参加させるという骨子、安心クォリティの原画とテキストと上辺は良かったのだがシナリオが全てを台無しにした。 厳密なルールに則った運営が要求されるのがデスゲームの醍醐味であるが、本作ではその設定やギミックの意義がコロコロ変わり完全に破綻している。 ゲームマスターもこっそりヒントを与えたりとデスゲームとは一体何だったのか考えさせられる。 ヒロイン毎のルートも単にセックスする相手が違うだけ程度のコピペにしか過ぎない。 相変わらず糞ゲー兼クソゲーな内容で人を選ぶのもお馴染みだ。 さてそんな中最も注目度が高く、そのクソ度が注目されていた大作がようやくエントリーを果たす。ミンクが放った「Love and Peace」(通称 LaP)だ。 処女しか感染しない凶暴化の病気が蔓延している学園に、唯一その病気を治せる精液を持つ主人公が殴りこみ浄化を図るSLGな本作。 エロゲー的には有りな設定ではあるが、不味かったのがこれを書くライターがなんと13人も居た事であろう。 当然の如く担当箇所毎にちぐはぐな設定が織り成すシナリオはユーザーの理解を困難にさせてしまっている上に、最後は無意味な鬱エンドで救い様がない。 もっともご大層な話を望める設定では無いので流せると諦め、肝心のSLGパートに以降するユーザーが多数であったが、そここそが本当の地獄であった。 学園内のマップをボス目指してマスを移動していくのが基本的な目的だが、これが基本ノーヒントで虱潰しを強要される。 しかも動けば殆どの場合戦闘が発生しその度に戦闘をこなさなければならない超作業ゲーと化している。「1しか出ない人生ゲーム」と揶揄されるのも納得である。 それでは戦闘は面白いのか?宣伝では属性、攻撃レンジ、キャラクター毎の長所短所がある戦術的な物がアピールされているものの、見事に全ての要素が死んでいる。 ではどうするか。答えは「回復役を潰して正面から殴ればいい」となる。 しかし場合によっては 与ダメージ 回復量 となり延々と戦闘が続く事もまま有る為、単純作業とも行かないのが何とも心憎い。 エロシーンの閲覧には敵として出現するヒロインの捕獲というイベントが必要であるが、コレが実に低確率であり上記の苦行戦闘を繰り返しても発生しない時はしない。 加えて異常に出現率が低いレア敵ヒロインも存在し、まともにプレイしてはコンプリートは不可能なのでは?と思わせるのであった。 本作のCGボリュームは素晴らしく、差分無しで271枚と力が入っているものの皮肉にもこの捕獲の難易度のせいで苦行具合に拍車がかかっている。 これら濃密なクソさに晒されれば、ヒロインよりもユーザーが先に凶暴化する事は避けられないだろう。 さて以上が2015年のエントリー作品の全てである。早速大賞及び次点の発表に移りたい。 次点は 不条理世界の探偵令嬢 ~秘密のティータイムは花園で~ 猫撫ディストーション恋愛事象のデッドエンド 妄想コンプリート! Love and Peace 大賞は 戦極姫6~天下覚醒、新月の煌き~ とする。 2015年は昨年のチーズや一昨年の部室の様にずば抜けた超弩級クソゲーが不在であった事は否定出来ない。 しかしその分様々な特徴をもつクソゲーの百花繚乱であった。 全編脱力クォリティでアーベルの力量を魅せつけた「不条理探偵」。 クラウドファンディングという新境地から生まれた「猫撫デッド」。 名前は変わってもEx-iTは不滅であり、進捗状況報告書という新技を披露した「毛根」。 これらは各々が次点に輝いても恥ずかしく無いクォリティを誇った。 しかし大賞争いは近年珍しい程激しいデッドヒートとなった。姫6とLaP…その力量は拮抗しており決着は中々つかなかった。 ゲーム性、シナリオ、キャラクター、エロとどの面を取っても決定的な差が認められず、一向に大賞は決まらなかったのである。 両者にはそれぞれが最大の武器が有った。 姫6は月冴というクソゲー界でも稀に見る最悪の主人公によりシナリオ、ヒロインが無残に食い散らかされ、数少ない価値であった颯馬ルートや群雄モードといった点も霞ませどうでもよくする 不快感、無念さ、台無し感を有し、そのレベルは並のクソゲーでは太刀打ち出来ない。 一方LaPはコンプすらも不可能に思わせるとてもエロゲーとは思えぬ凄まじい苦行プレイを強い、徹底的にユーザーを苦しめる必殺技を持っている。 しかしながらこれらは最大の武器である一方で弱点にも繋がる点が議論をより混乱させる要因にもなっていた。 姫6は「シリーズ初プレイならば月冴の影響も多少和らぐ。」、LaPは「集めさえすればエロのボリュームと質は良い。」と両者揃って諸刃の剣だったからだ。 互いに決定打を打てぬまま、天下分け目の関ヶ原とも言うべき正面衝突は3月に入っても膠着状態を続け、かつてW大賞となった2011年KOTYeを思い出させる戦況となっていた。 終わりの見えぬ戦いに誰もが疲弊していたが、一人の勇者がもたらした事実を元に戦況は大きく動くのであった。 その情報とは検証の結果判明したLaPの仕様に関する新事実であった。 当初レア敵ヒロインはあり得ぬ程の低確率でしか出現しないと思われていたが、確定で出現させる方法を発見し、見事コンプリートを達成したのである。 LaPには「チェイン」という連勝する事で増えていく数値があるのだが、これが20、30と一定数に達する度にレア敵ヒロインが確定で出現するのだ。 ただしチェインは引き分けや敗北、メンバー編成画面を開く事でリセットされる為、ぶっ続けの戦いが要求される。 しかしながら運否天賦だと思われていたレア敵ヒロインを確実に出せる様になった事は今迄の前提を大きく覆せる重大な要素であった、 また、普通の敵ヒロインも出現ポイントさえ把握すればセーブ&ロードで捕獲しやすくなる、面倒だと思われていた新規加入キャラのレベリングも 高レベルキャラとハイローミックスのパーティーを編成する事で容易になると言った苦行を大幅に緩和するテクニックも続々と発見された。 結果として「コンプ不能を思わせる圧倒的な量の作業プレイゲー」から「作業プレイ自体は変わらないが、コンプはテクニックにより10時間強で可能」へと変貌を遂げた。 偉大な勇者の功績により両者最大の武器のパワーバランスが崩れた。 互角の鍔競り合いを演じていた両者であったが、この一瞬の間隙を突き姫6の一太刀がLaPという猛者を斬った瞬間だった。 こうして極めて熾烈な接戦ではあったが、2015年KOTYeの大賞は「戦極姫6~天下覚醒、新月の煌き~」の手に転がり込んだのであった。 2015年のKOTYeは近年の中では比較的異例な年であった事は確かである。 連続エントリーを果たしていたSealやスワンと言った常連も姿を見せなかった事からもその様子が伺えるだろう。 しかしそんな中でもそれぞれ特徴有るクソゲーが産まれた。 特に大賞に輝いた姫6は月冴という圧倒的存在、人によって違う感じ方をするクソさを提供する事で2015年を牽引するエンタメ性も有していた。 クソゲー達は年々その多様性を高め、その結果住人達が検証に要する経験値も鰻登りとなっている。 しかしこういった豊富なフレーバーのクソゲー、そして時には良ゲーを嗜む事でよりKOTYeは成長を続けるのだ。 クソゲーという谷が有るからこそ、良作に出会った時に山から見える景色が映える。 この奇妙とも言える関係を愛する場所こそKOTYeなのである。だから何回後悔を重ねてもきっとクソゲーを求める事を辞めはしないだろう。 先祖伝来の土地に舞い戻り天下統一事業を達成した戦極姫6に賞賛を送ると共に、 最後に良しも悪しも選り好みせず食らう精神の体現として次の言葉を送り2015年を締めたい。 「クソゲーも喰らう 良ゲーも喰らう。両方を共に美味いと感じ―――― 血肉に変える度量こそがエロゲーマーには肝要だ」
https://w.atwiki.jp/kotye/pages/702.html
『グリモ☆ラヴ ~放課後のウィッチ~』(3/25)《しろいぱんつ》 2015年のKOTYeは多種多様なクソゲーが立ち上がる群雄割拠の様相を呈していた。 KOTYe常連とも言えるスワンアイ、sealと言った強豪が不在となり、その空位に入り込む様に新たな顔が次々と現れたのである。 混迷を極めた戦いは8年振りに帰還を果たした戦極姫6が群雄割拠の世を制し見事に大賞に輝いた。 己の存在一つで全てを台無しにする独自性を得物に戦場を駆け抜け、公式にすら黒歴史と認定された稀代のクソ主人公の勇姿は、修羅の国に新たな感銘を呼び起こしたのである。 しかし泰平の世とは遠く及ばない。 「クソゲーとは何か?」 KOTYe始まって以来未だ決着を見ない永遠の課題の答えを求め、今再び住人達は混迷の世に足を踏み入れるのであった。 2016年に踏み入れた第一歩、そこに立ち塞がったのは混迷の世に相応しい最大級の敵であった。 げーせん18が戦極姫6に続き叩き付けた最後通牒。その名も「戦御村正 ‐剣の凱歌‐」(通称:村正)。 本作は架空世界の大日本帝国を率い、第二次世界大戦を戦い抜く戦略SLGである。 が、実際に戦う相手は敵国では無いのだとユーザー達はすぐに気付く。 本当の敵は「製品未満レベルのバグ」なのだ。 げーせん18の作品にバグが付き物である事は初代戦極姫の時代から修羅の国でも周知の事実であったが、村正のそれはお馴染みで済むレベルでは到底無かった。 特筆すべきは強制終了、進行不能、セーブデータ破壊と言ったSLGとしては致命的なバグがあらゆるケースから発生する事だろう。 最初のマップである満州をクリアすると強制終了するバグ、通称「満州事変」。 会話相手を選ぶリストに「士官名士官名士官名」と言う名の謎の人物が並び、触ると強制終了。 SLGの肝である自軍編成画面でスクロールするとやはり強制終了し、戦闘を行えば「ビットマップの作成に失敗しました」と言うポップアップと共に進行不能になる始末。 バグ回避の為にセーブをこまめに行なっても強制終了と共にセーブデータが破壊され使用不能になってしまう四面楚歌状態だ。 なんとかクリア条件を達成してもイベントが発生せずクリア不可能になる等は、これらの前では些細な問題であろう。 戦極姫等を通じて超人級の耐性を得ている作品スレ及びKOTYeの住人達はなんとか試行錯誤を重ねクリアを目指すも、全てが帰らぬ人となってしまった。 この異常事態にげーせん18はほぼ毎週金曜日にパッチを順次配信するという対応に出るが、パッチを適用するとセーブデータの互換性が無くなる「賽の河原システム」であった事で更なる顰蹙を買う事になる。 パッチの内容自体、一部のバグが直る一方で別の部分が悪化し新しいバグも発生する大混乱状態であり、その検証の困難さは本家KOTYの「太平洋の嵐」を彷彿とさせた。 結局発売から5ヶ月程パッチのリリースを続けていたげーせん18であったが、6月に遂にギブアップ宣言を発する。 最早村正の修正は不可能と悟ったげーせん18は開発会社を変更し、別の新規作品として再リリースする事を宣言したのである。 後に「戦御村正 ‐剣の凱歌‐ DX」の名である事が判明したこの作品を村正購入者には無料で配布する事で事態の収束を図ったのだ。 これにより無印村正は欠陥品のまま生涯を終える事が確定。幾多のバグクソゲーを見てきたスレ住人達もこの事態の深刻さに次々と投降するのであった。 一応最終パッチを持って根気良く頑張ればエンディングは迎えられる程度にはこぎ着けたものの、焼け石に水にもならないのは言うまでもない。 バグを除いても村正は致命的なレベルの問題点を多数抱えているのも注目すべき点であろう。 過去作の「大戦略シリーズ」から代わり映えせず2016年のゲームとは思えぬ古臭さのグラフィック。 未実装の戦闘アニメ、ゲームモードに加え、不便極まりないUIや死にユニットが居並ぶ壊れゲームバランス等、ゲーム性だけを見ても修羅の国ですら稀に見る低レベルさを誇る。 2016年KOTYeの開戦と同時に叩き付けられた無条件降伏勧告。 この緊急事態に狼狽える住民達であったが、その傍ら村正の侵攻を食い止めるべくヒッソリと地雷埋設作業に勤しむベテラン工兵の姿が有った。 地雷のスペシャリスト戯画が埋設した新型地雷、その名も「甘えかたは彼女なりに。」(通称:甘なり)である。 税込み価格1万円を超えるその威風堂々たる姿からは想像も付かない破格の薄さが本作の特徴だ。 小一時間程の主人公の独り言で構成される共通ルートを抜けると特に親交を深めた訳でもないヒロインから突然の告白。 「こんなに苦しいのなら愛など要らぬ!」等の取って付けたようなヒロインの悩みをアッサリ解決したらセックスして終幕である。 そのボリュームは実に合計6時間にも満たなく、「川田まみの新曲CDを買ったら良く分からない画集が付いてきた。」と揶揄されてしまう。 登場人物も皆不快で、主人公がボッチである事を罵倒するのに全力を尽くすヒロイン達、主人公をストーキングする坊主頭の後輩、 無個性かと思いきや女性器の味を調味料で再現しようと画策する主人公等とことんユーザーを追い詰める。 クソゲー最後の砦とされるグラフィックも適当過ぎる男キャラのクォリティやスッカスカのパーティー会場等脱力物だ。 極めつけは変に高難易度かつ理不尽な攻略難易度で、ヒロインと屋上で弁当を食べないか誘う選択肢を選ぶと理由も不明にバッドエンドが確定する等スキが無い不快仕様となっている。 「小さなクソゲ、大きな不快」とでも言わんばかりな時代に即したエコ意識を見せつけるのも古参ならではの憎い演出であろう。 同じく薄っぺらさで勝負をかけたすたじお緑茶の「はにかみCLOVER」は起承転結の起・承・転をカットすると言う大胆な采配で、 ヒロインの悩みを解決するのに18クリックと緑茶ならぬ茶番とでも言うべき出来となった。 その他テンプレを固めただけのシナリオ、商業ゲーとは思えぬ素人臭でエントリーしたつみきそふとの「ハプニングLOVE!!」も後に続く。 しかし村正の強大さの前にはこれらの如何せん力不足感が否めず、撤退を余儀なくされてしまう。 このまま村正に屈するのか…いや、何か有るはずだと打開策を求める日々。 事態が動いたのは3月。 奇策で勝負に打って出たのは自称「普通じゃない」メーカーのしろいぱんつ謹製「グリモ☆ラヴ ~放課後のウィッチ~」(通称:グリモ)だ。 本作は伝説のクソゲー「四八(仮)」の様にオカルトや超常現象を元にしたショートストーリーの集合体となっており、その数なんと220話に及ぶ。 問題とされたのは各話の構成がメチャクチャな事である。 エピソードの途中で全く時系列が異なる別のエピソードが何の前触れも無く挿入されて進行してしまう為、普通にプレイしていてはストーリーラインを理解出来ないのだ。 ニュータイプ覚醒用ゲームと揶揄され2009年KOTYe大賞に輝いた「りんかねーしょん新撰組っ!」を思い出す仕様であるが、グリモはまたそれとは異なる趣向を凝らしている。 並びを整理すれば読めるシナリオとされたりんかねとは違い、本作は並べ替えても意味不明なのである。 その理由は各エピソードの内容の無さに起因する。 220話収録と言ってもメインストーリーに影響するのはその内せいぜい1割で、他はワンパターンのやっつけ仕事で超常現象を解決する薄味エピソードか 「ヒロインが寝てるのを見た」「超常現象が起きたけど無視した」等の10クリックそこらで終了する意味無しエピソードばかりである。 売りの超常現象解決もエピソードが始まるや否やすぐに原因となる化け物が現れ、間髪入れず魔女ヒロインがワンパンで撃破するコピペでしかない。 その急展開ぶりは「2ページで終わる地獄先生ぬ~べ~」「ソードマスターヤマト」等と例えられた。 単に理解不能で面白く無いだけでも厳しいが、グリモはその意味不明さとは裏腹にある種のホラー性も備えている。 ブラクラと称される狂気を放つ風紀委員という名の謎の生物、他のキャラと違い異常に画力の高いゾンビ、気持ち悪い人面犬の校長、何故か味方のエジプト神メジェド様等々 常人の脳みそを一瞬にしてショートさせる狂気が押し寄せる。 オカルト好きのメンヘラの脳内とされるカオスワールドは一周回って怖いと期せずしてホラー性を評価されてしまったのである。 エロゲーとして見ても致命的で、収録CGの殆どはエロCGなのに後半に偏っているせいで到達困難。 エロの対象であるヒロイン達は与えられた属性を元に同じセリフを連呼するBOT仕様で、肉体関係を持っても一切情愛を持たない。 ようやくエロにたどり着いても絵のクォリティがおざなりな上、内容も「女体化した主人公をヒロインが掘る」「透明人間とのセックスと称して動画付きで虚空に腰を振る」とやはり常人には理解不能だ。 20時間以上かかるボリュームを持つにも関わらず、選択肢も最後の最後に1個有るだけな上に殆ど意味を成さないほぼ一本道仕様。 「行動に応じて展開が変わる分四八(仮)の方が優れている」とまで言われてしまう。 自称に偽り無い怪作ぶりは面白い面白くない、クソかクソで無いかという次元の外側に位置しているとスレ住人達を恐怖に陥れたのであった。 この流れに触発されたのかKOTYeの常連が顔を出す。 昨年セクシービーチプレミアムリゾートで一世を風靡したILLUSIONが投入したのは「セクロスフィア」。 ツムツムから一切のゲーム性を排除して丸パクリしたパズルゲームを500回、時間にして4時間以上も純粋な作業を強いる苦痛ゲーだ。 ヒロインはバイブの貸し借りで盛り上がる奇人変人ばかりで、モデリングの低質さも加わり不気味さが際立つ。 全クリする事で解放される「パイパーモード」という名のフリーHモードはオーラバトラー並に巨大化したショタのイチモツでプレイ出来るが、 プレイのパターンも少なくILLUSIONお馴染みのカスタム要素も無いのでやれる事は多くない。 セクシービーチに続くこの惨状はILLUSIONの詰む詰むっぷりを露呈する結果となった。 その他、 登場人物全員がのウザさが際立ち「ウザコン」と称されたういんどみるOasisの「ウィザーズコンプレックス」。 本家曲芸商法の意地を見せつけファンディスク有りきの投げっぷりを発揮したCIRCUSの「D.S. -Dal Segno- 」。 ライターの厨二時代のノートが原作と自称し、伏線ぶん投げ&メディア展開狙い過ぎのエロ徹底排除姿勢で不評を買ったUnicoЯnの「聖鍵遣いの命題《プロポジション》」。 これら3作も後に続きクソゲー春季攻勢は大きな成功を収めたのであった。 続々と投入される新兵器により村正を押し返すKOTYeの前線であったが、異形の第三勢力の登場により再び空気は沸き立つ。 謎の新メーカーWhitePowderが6月に送り込んだ刺客。その名も「LAMUNATION!」(通称:ラムネ)だ。 「史上最悪の文章力」「センスのない学園ハンサム」等と住人に評された文章力こそが彼の主力武器である。 地の文が無く全編第三者視線のナレーションが状況説明をするスタイルなのだが、ライターの力量が圧倒的に不足している為に扱いきれておらずひたすらテンポが悪い。 ドラえもんに当てはめて のび太「ドラえも~ん!ジャイアンに虐められたよー!」 ナレーション「のび太君が家に入りました。」 ナレーション「のび太君が階段を登って部屋に入りました。」 ナレーション「のび太君はジャイアンによく虐められるんです。いつもボコボコです。」 ドラえもん「またかい、しょうがないなぁ。」 ナレーション「ドラえもんが返事をしました。」 ナレーション「ところでドラえもんは狸じゃなくて猫なんだそうですよ。なんでもネズミが怖いんだそうです。」 ドラえもん「君はさっきからベラベラうるさいなぁ。」 ナレーション「ごめんなさい。」 ドラえもん「じゃあこの道具を貸してあげるよ。」 ナレーション「ドラえもんがポケットから道具を取り出しました。」 と言った感じである。 この極めて読みにくく、センスが無いナレーション構成によりユーザーの不満はラムネ瓶から吹き出す泡の様に膨れ上がっていくのである。 これだけでも十二分にキツイが、更なるクソの上乗せで追撃を仕掛ける。 そのクソとは、本作の殆ど全ての言動が何かしらのパクリ・コピペ・パロな事である。 本当になんでも引っ張って来ており洋画・アニメ・ゲーム・漫画・テレビ番組等々全てを把握するのは困難なレベルに達している。 採用してる物も特に基準や法則もなく、単に製作期間中に見聞きしたから使ったのだろうと言う事情が見え隠れする。 これら以外に喋る事と言えば「ウンコ」である。 低質という比喩ではなく本当に主人公及びヒロインが「ウンコ」の話で盛り上がる。トゥルーエンド行きの選択肢の内容も「ウンコを漏らす」という徹底ぶりだ。 シナリオ自体も痛々しさ全開で、厨二妄想テンプレートの「テロリストが乱入してきたら」を完全再現するのは序の口である。 また世界観や設定の根幹をライターの同人作品から引っ張って来ているが、本作中では何の説明も無いので全く理解不能となっている。 この文章力は「まとめブログを見てネットスラングで盛り上がり多用しだす小学生」とまで揶揄された。 メーカー名通り白い粉をキメて書いてるのでは無いかと疑惑が上がるこの新機軸のクソっぷりに住人達も思わず唸るのであった。 同月にはイカれきった主人公が織り成す不快な一作、Prometheusの「恋と魔法と管理人 ~運命の歯車編~」もエントリーし華を添える。 猛暑が続く8月末、役者も出揃い苛烈な戦いを繰り広げる戦場に見参したのはかつてKOTYeを大いに湧かせたあの英雄であった。 どこへ行っていたンだッチャンピオンッッ 俺達は君を待っていたッッッ Softhouse-sealの登場だーーーーッ 2014年に「ビッチ生徒会長のいけないお仕事」がエントリーして以降、めっきり姿を見せなくなっていたお馴染みseal。 最近は姉妹ブランドを次々と立ち上げロープライス乱発体制から脱却を進めていたのだが、 その内の一つ、実用性重視の触れ込みで展開するseal-tutuの「発情インフレーション ~気になるあの子の淫れスイッチ~」を以って再び姿を表したのだ。 本作は「セックスイッチ」なる発情のツボを悪用する童貞主人公が織り成すバカエロゲーだと思われていたのだが、蓋を開けるとアミバの如く間違ったツボを刺激されてしまう。 中盤までは発情したヒロインを好き放題する期待通りの展開なのだが、終盤に入ると突如暗雲が漂う。 なんと突然現れたDQNや痴漢にヒロインを売り飛ばす展開が選択肢によっては登場するのだ。 NTRテイストもカラッと明るければ良いのだが、純粋に慕ってくれてる妹が泣いてるのに輪姦させたり、傷跡が残り続ける程のハードSMプレイ等の後味悪くダークな雰囲気で有る為、 明るいバカエロゲーに釣られたユーザーは見事に爆死する可能性を秘めている。 しかしながらsealのクソゲーとしてはパンチ力に欠けており、未だブランクからのリハビリ中である事を伺わせる結果となった。 9月にはKOTYe初参戦となるSMEEが「カノジョ*ステップ」を携えて登場。 批判されるとツライからという理由でライター、原画非公開というなんとも香ばしい煽りで注目を浴びた。 その結果同メーカーの過去作とは似ても似つかぬノッペリとした絵、特に「銅板を巻いてる」と揶揄された浴衣の帯で笑いを誘った。 時は流れて12月。 スレ住人達は厳戒態勢に突入していた。そう、12月と言えばご存知「年末の魔物」が跳梁跋扈する危険が潜んでいる為である。 最初に魔物が襲来したのは21日、七色の輝きと共にKOTYeの門が突き破られた。 エロゲー界最古参メーカーの一つD.O.の「なないろ*クリップ~最後のステージ~」(通称:ななクリ)のオンステージの始まりである。 D.O.と言えば「家族計画」「加奈 ~いもうと~」と言った代表作を有し、現存するメーカーでは最古参の一つとして挙がるメーカーである。 が、完全新作は2006年を最後に出ておらず目立った動向も無い為、ひっそりと消えた物と思われていた。 ところが2015年4月に突如息を吹き返し、同年秋にななクリを発売する事を宣言。 しかしズルズルと延期を繰り返し、2016年春にはライターとして協力していた某ラノベ作家が逝去した事を理由に約2ヶ月程弔慰文のみを残して公式サイトが閉鎖される等 復活の期待よりも不安の方が圧倒的に大きい進捗状況となっていた。 その後も何度か延期をし遂に10月末に発売。そして12月21日にエントリーを果たした。 遂にステージに上がったななクリの姿を見た住人達が発した言葉はただ一つ。 「古臭え…」 発売前よりヒロイン達を始めとするキャラデザ、塗りが20世紀かと思われる程の古臭さである事は指摘されていたが、実際にプレイするとそれ以外の全ても古臭さかったのだ。 殆どの操作がメニュー経由というUIの化石仕様、スキップ中に操作するとフリーズ等のお粗末なチェック体制、そしてe-moteを無理に実装した事もあり異常に重い動作。 体験版範囲を抜けると誤字脱字やNGボイスが混入したりと更にクォリティは低下していく。 長年のブランクは腕をサビさせるどころか風化させてしまった様だ。 今風にしようと無理をしたのかe-moteを導入し、やたらと3DCGを背景に使用しているが如何せん技術が追いついておらずe-moteは人型の水風船の様に不気味に揺れ動き、 時にはヒロインの頭が首から離れてしまう。終いには空すらズレて断層が発生する始末である。 終盤のヒロインたちのライブではムービーが挿入される物の、モブキャラの野郎共は初代PSもビックリのカクカクポリゴンという酷い出来で笑いを誘った。 ちょくちょく入るSDキャラも肉団子の様な醜さだったりと全編に渡りビジュアル面は最悪だ。 作中の「このクオリティで5000人は厳しいんじゃないか?」というセリフはスレ住人の間にムーブメントを巻き起こし、 「このクオリティで(売上)5000本は厳しいんじゃないか?」等と便利なコピペとして愛される事となった。 余談だが盤外要素も強力であり、前述の逝去したライターの死を全面的に宣伝に利用する死人商法や、無駄に強気に展開するリアルライブ等も話題となった。 特にスタッフロールの締めにデカデカと表示される「この作品を故某ラノベ作家に捧げる」という演出は絶対零度の冷ややかさを放つ。 また、作中のコミュニティーという項目からはアンケート、人気投票等にアクセス出来るのだが新年度を迎えても未だに開始の目処は立っていない。(当初は11月1日開始予定) 2016年終盤に至っても更なる新しいクソゲーの切り口を開拓した功績により続々とファンを獲得するななクリ。 しかしクソゲー界のトップアイドルを狙う彼女は更なるパフォーマンスで一気に人心の獲得に乗り出す。 勢い付いたななクリは翌日22日に新たな装いを手に入れ再びメインステージに殴り込んだのである。 その新衣装こそ同日に発売された「なないろ*クリップ~星空にメリークリスマス~」であった。 このクリスマス仕様は本編購入者には無料で配布される一方でミドルプライスでの単体販売も行われたファンディスク的な存在である。 驚愕すべきはインストール容量。なんとミドルプライス作で578MBのコンパクトさを誇る。 この容量ではまともなボリュームを望むべくは無く、全クリにかかる時間は1時間未満でしかない。 その内容も「ドルヲタの主人公が追いかけてるアイドルに優しくしたら3人揃ってベタ惚れ。クリスマスにわざわざ離島の主人公の元に赴きセックスして終わり」 という童貞中学生の妄想の様なぶっ飛びぶりである。 CGは全部で10枚、本番エロは1回だけのエロイッカイダケ再来である。 本編で有ったバグや不具合はそのままな一方で回想モードやCGモードを削除する謎の仕様も住人達を唸らせた。 ファンディスクとして見ても本編のヒロイン7人中1人しか登場しない誰得っぷりで何故こんな物をリリースしたのか全く理解不能だ。 これだけでも驚異的な戦闘力なのだが、住人の調査により発覚した新事実により最終形態へと進化を遂げる。 なんと本作の殆どがななクリ本編に特典として付く小冊子のコピペだったのである。 ファンの為の追加要素を提供するのがファンディスクで有るのに、その内容がファンなら既に読んでいる物のコピペであったら一体何の価値が有るのだろうか。 ななクリ関連で繰り広げるD.O.の挙動不審さの集大成としてKOTYeでもそうお目にかかれ無いクソゲーへと昇華を遂げたのであった。 次なる魔物は聖なる夜、クリスマスイブに襲来。 かねてより「絵が不気味過ぎる」と注目されていたマリンの「お嬢様学園こすぷれハーレム部!「今日はどの服でエッチしよっか?」」がエントリー。 本作の問題点はいたってシンプル。「嫌悪感を覚える」と言わしめるほど奇怪なグラフィックにある。 黒目が異様に大きく、アイラインは太マジックで描いたかのように太く、口の形が爬虫類、等々顔のパーツがいちいち歪で地球人に化けようとした地球外生命体の様なのだ。 売りにしている様々な衣装でのプレイも精々3、4程度で、立ち絵のポージングは各キャラとも一種類ずつな為、ミスマッチが目立つ。 主人公に至っては手足が細く肌が土気色なためゾンビにしか見えない上にHシーンではアナルがモザイク無しでモロに表示されるためホラーにしか見えない。 CGの問題は季節感にも侵食しており、春・夏・秋、攻略ルートによっては冬と、ほぼ全ての季節を舞台としているのだが背景は全て同じものを使い回しており、 テキストでは雨が降っていると表示されているのに空は眩しいほどの夕日が差し込んでいる始末で、時間経過も日付表示がないなど滅茶苦茶だ。 致命的なバグこそないものの、ことエロゲというジャンルにおいて絵の出来がいかに生命線となっているかを再認識させてくれる作品と言えるだろう。 続いて25日に襲来したのは2014年に大騒動を巻き起こした銃騎士の後継2作目となる、あかべぇそふとすりぃの「竜騎士 Bloody†Saga 」。 何やら竜と戦っている等の意味ありげな設定が居並ぶが、殆どが理由不明であったり不要な設定で有ったりと相変わらずガバガバである。 設定ばかりは重厚な一方で名有り人物が極端に少ない為、大変薄っぺらい印象に仕上がっており、 本家KOTYを制した某反逆者を彷彿とさせる味わいである。 27日には今年最後のエントリーとなったすたじお緑茶が「夏彩恋唄」で今年2作目のエントリー。 本作の特徴はなんといっても、決して長くないボリュームの中、合計19回と狂ったように挿入されるOPムービーである。 これが「OP→本編→次回予告→OP・・・」という番組風演出ならともかく、本作の場合「ヒロインとデート中→OP→デートの続き」などと、位置にまるで脈絡がない。 毎回「OPを再生しますか?」の選択肢が挟まるのも鬱陶しく、単純なお邪魔虫にしかなっていないのだ。 更に目立つイベントが何も起こらない退屈極まるシナリオもテンポ悪化を助長。 本作のピーク、「ヒロイン妊娠に悩む主人公の背中を親友が押す」熱いシーンですら、 「育児はヒロインに、金は親に任せて大学行って、一流企業就職したら幸せな家庭作れるじゃん。ヒロインは退学だろうけどね」 「その手があったか!」 からの円満解決というド茶番であり、ユーザーの目にはただただ熱い何かが迸るのみである。 付け加えると、イカレポンチなOP攻勢のわりにEDには歌がなく、ヒロインとモブ女生徒1人以外の立ち絵もない。 誰しもの心に「手 抜 き」の3文字が踊ろうものだが、真相がどうあれ、これですたじお緑茶が2作連続の迷走を演じてしまった事は確かだ。 それでもまたユーザーという名の懐の深い親友が現れ、軽快に背中を小突いて激励してくれる未来が訪れるよう、心から願ってやまない。 さて、エントリー作の紹介を終えた所で次点、そして大賞の発表に移りたい。 次点は 戦御村正 ‐剣の凱歌‐ LAMUNATION! なないろ*クリップ~最後のステージ~ なないろ*クリップ~星空にメリークリスマス~ 大賞は グリモ☆ラヴ ~放課後のウィッチ~ 2016年のKOTYeは開幕と同時にやってきた村正の圧倒的戦闘力により、一時はKOTYe初の逃げ切り達成かと思われていた。 しかしその後続々とエントリー作が押し寄せる中で村正とは違うベクトルを誇る列強が立ち塞がった。 LAMUNATION!はKOTYe史上最低とされる文章力で新たな地平を切り拓き、ななクリ2作は時代錯誤の骨董品、そして誰得と低質を極めたファンディスクでそれぞれ大いに舞台を沸かせた。 それらの中でもグリモは飛び抜けて異様な戦闘力を誇っている。 理解不能で大賞に輝いたりんかね、そして伝説のクソゲー四八(仮)すら比較対象に挙がるぶっ飛びぶりはKOTYeの歴史でも類を見ない物である。 ベクトルが異なる強みを持つ村正とグリモ。優劣を付け難い戦いであったが、両者には決定的に違う部分が有った。 それは「クソゲーをプレイするとはどういう事か」という事である。 村正は強大であった。 メーカーすら匙を投げ、クリア不可能、検証すら困難というそのバグゲーっぷりはKOTYe過去の英霊と比べても比肩する者は居ない程である。 しかしそれは同時にゲームとして本当の意味でプレイされた物では無いのではなかろうか。 確かに村正に挑むのは時間、労力、気力全てを消費する大変な物だが、その結果見られるのはバグって進めないという切れ味悪い物である。 言うならば「戦わなければ負ける事は無い」とでもする逃げのスタイルだ。 一方でグリモは常人には理解不能というやはりこちらも比肩する者が居ない強みを誇っている。 しかしこちらの強みは最初から最後まで仕様通りの動作でプレイ出来るからこその物である。 同じ負けないでもこちらは「正面から12R戦って殴り勝った」とでも言うべき実の有る物ではないだろうか。 2008年より「クソゲーとは何か?」という永遠の課題に向き合ってきたKOTYeにとってこの違いは大きな意味を持つ。 クソゲーに向き合い語るという根本的趣旨を考慮した時、「バグってプレイ出来ないからクソゲー」ではバグが酷いという点を語るに留まってしまう。 これに比べグリモの様に「じっくりとプレイし内容を考察した上でクソゲー」であれば永遠の課題に対しまた一歩進展が得られる。 そして何よりスレ住人達が期待し沸かせる物は強大なクソゲー同士の派手な肉弾戦である。 バグという盾に隠れて行う遠距離攻撃では人は決して沸き立たないだろう。 以上の理由より、2016年KOTYe大賞は「グリモ☆ラヴ ~放課後のウィッチ~」とし、心からの祝福を贈りたい。 群雄割拠の2015年と異なり、2016年は巨頭同士の頂上決戦が行われるハイレベルなKOTYeとなった。 大賞に輝いたグリモは勿論、次点に並んだクソゲー達も従来のKOTYeでは見なかった新たなクソゲーの地平を開拓し、 「クソゲーとは何か?」という永遠の課題に対して前進が得られた実り多い年であったと言えよう。 しかしいつまでも余韻には浸って居られない。 既に2017年の門前にはアーベル、ザウス、そして転生を果たした村正DXが座り込み、今や遅しと門を叩き続けている。 節目となるKOTYe10年目となるに相応しい幕開けを予感させる2017年に向けて立ち向かわねばならない。 クソゲーが新たに生まれる限り答えは見つからないであろう永遠の課題に向け、 2016年を仕舞いとする事で一つの節目としたい。 最後に大賞に輝いた「グリモ☆ラヴ ~放課後のウィッチ~」に次の言葉を送り結びの言葉としたい。 「超常現象【クソゲー】も退治して下さい。」